30日/「教育ICTセミナー2015」に参加その5
今日は8月7日。
8月5日に引き続き、7月30日の「教育ICTセミナー2015」の報告。
赤堀侃司(かんじ)さんのお話を聴きました。
赤堀さんの著書「タブレットは紙に勝てるのか」は読んだことがあり、
このブログにも引用文を載せています。
「子どもがカメラ機能で写真を撮るのは、学習効果があるのか」
要項にはこう書いてありました。
赤堀さんは「たいへん意味がある」と言っていました。
「面白い、なるほど」と思って撮影すると、
その対象だけでなく、周りも一緒に撮影します。
その1枚は記憶に残りやすいとのこと。
う~ん、極論的に言うと、聞いたことは忘れやすい。
覚えているのはたいがい画像としてである。
だから思い入れをして撮影した画像は、頭に残りやすいということです。
昨日、現職研修でタブレット端末を話をしました。
その直後の校長先生のお話で、
要望があればタブレット端末を買ってもいいと思っているとの発言。
もしかしたら、2学期は学校のタブレットが存在する可能性が出てきました。
しかし、WiFi環境にはならないので、タブレット端末の機能の一部のみの使用でしょう。
そこにカメラ機能はあります。
制限されたのなら、その機能を十分に生かしたいです。
「面白い なるほど」と思った瞬間を、撮影によって画像にしていく・・・・・
そうすれば子どもの記憶に残りやすい。定着しやすい。
この発想は研究しがいがあることかもしれません。
要項には次の質問もありました。
「子どもが動画を撮って自分で振り返ることには、意味があるのか」
これもカメラ機能の話。
たとえば、自分のプレーや演技を動画で見ることは、
気づきがあって、
とても有効なことだと言っていました。
ここで赤堀さんは、とてもいいセリフを発しました。私はすぐにメモしました。
「何をどうしたらいいかというのは、気づかないとできない」
気づきの大事さを表現したいい言葉だと思いました。
「黒板にスクリーンで、写真などを写すのは、学習効果はあるのか」
これも効果ありと言っていました。
そしてカラー写真が効果があるとのこと。カラーだとイメージが湧くのだそうです。
寿司の白黒写真とカラー写真を並べて、説明してくれました。
「手元にタブレットを置いて見ることは、学習効果はあるのか」
パソコンの画面を、教師と子どもが見ながら会話している写真を赤堀さんは示しました。
目と目を合わせて会話しなさいと言うが、授業中にそのような機会は実は少ない。
何かを介在して、コミュニケーションが行われることが多い。
協働学習というのは、タブレットを介在して教師と子ども、
子どもと子どものコミュニケーションが行われる学習。
だから、上の質問の答えは「効果あり」とのこと。
確かにタブレットの画面を介在して話をする機会は増えるだろうなあ。
この光景を良い風景と見ていきたい。
その他、赤堀さんは「クラス内反転学習」を提案していました。
このことに関する著書も出ています。
「反転授業」「反転学習」・・・まだまだ私には縁遠い内容です。
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