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2015年6月17日 (水)

腸内細菌4.本「うんちの正体」(ポプラ社)から

  

今日は6月17日。

  

市の中央図書館から学級に借りた本は明日返します。

30冊ほどの本の中に、自分が読みたいので借りた本がありました。

「うんちの正体 菌は人類をすくう」(ポプラ社)です。

9784591142936   

「NHKスペシャル 腸内フローラ」の内容とダブったところもあって、

最新の内容だと思いました。

著者の坂元志歩さんのプロフィールを見て、なるほどと思いました。

坂元さんは、現在はNHK科学番組の制作に参加しているとのこと。

本の発行も、「腸内フローラ」放映の同じ月(2015年2月)でした。

坂元さんが「腸内フローラ」に関わった可能性は高く、

内容がダブるのも”そりゃそうだ”と思えました。

  

菌の多様性について訴えていることが印象に残りました。

  

引用します。

  

大切なのは菌の「多様性」なのだ。

つまり、いろいろなやつがバランスよくいるのが大事なのだということ。

普通なら少ないはずの菌が異常に増えてしまったり、

その逆に、多いはずの菌が少なくなったり、

また、菌の種類が減ってしまうと、体の調子が悪くなるのだ。(53p)

   

  

「うんち移植」なるものもあるそうだ。

  

クロストリジウム・ディフィシルという菌が起こす大腸炎。

この菌が増えたことで起こる病気ですが、

この菌を殺す治療法では、なかなか治らないそうです。

そこで「うんち移植」

健康な人の「うんち」を薄めて、鼻から患者に移植するのです。

問題のある菌を殺すのではなく、菌の種類を増やそうという治療法です。

 

まだ実験段階ではあるが、ある医学雑誌に報告された論文では、

この病気に対しておこなったうんち移植の治療実験で、

じつに94%の人が治っている。(54p)

 

55pの写真です↓

Epson600   

94%は高率です。

私が患者になったら、進んで治験されることに立候補するでしょう。

 

  

「うんこ」と言わずに「うんち」ということで、

イメージがよくなります。

今回の本のタイトルを見て、あらためて思いました。

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