山科に行くぞ/金箔と「あぶらとり紙」
今日は3月9日。
明日は京都に行きます。
村上公也先生の授業を見ることができます。
特別支援学級での授業です。もちろん初めてです。
2月28日のキミヤーズ塾が理論編ならば、今回は実践編。
ドキドキします。
授業は午後1時半からです。
高速バスで10時半過ぎに京都駅に着きます。
3時間をどう過ごすか?
昨日の投稿で、山科に直行して、琵琶湖疏水施設を見ると書きました。
実行しようと今も思っています。
山科に行くと書いた直後の、今朝のニュース。
「あさチャン!」でその「山科」が出たのでビックリ。
それは・・・・
「きわめびと名鑑」なるコーナーで、金箔押しの名人が紹介されていました。
その方がいるのが、山科でした。
あの金閣の金箔を修復した方なのですね。
金箔を接着するには漆を使うそうです。
漆の残し具合いで金箔の光沢に変化を出すのだそうです。
その違いは・・・写真でわかるかな?
漆の量が少ないと、金箔は「輝いた状態」
漆の量が多いと、金箔は「深みのある光沢」
金箔押し名人は、漆の量によって、金箔の輝きを調節しているのです。
金箔の厚みは10万分の1~2ミリ。
そんなに薄いから、裏側の漆の影響を受けるのでしょう。
漆と金箔の関係はわかりましたが、この番組で興味を持ったのは、
金箔と一緒に表裏一体で扱われている薄い白い紙です。
あれは「あぶらとり紙」であろうか?
以前、金箔とあぶらとり紙が関連することを知ったときは驚きました。
その驚きを思い出しました。
金箔とあぶらとり紙の関係は次のサイトが勉強になります。
引用します。勉強になります。
現在をさかのぼること1200年余。
遠く平安京の時代より、雅な京文化を華やかに彩り続けてきた金箔。
あぶらとり紙は元々、仏像や屏風、舞扇などに用いられる
金箔の製造で使用された手漉き和紙が、
皮脂を吸着する性質を有していることから、
「あぶらとり紙」として転用されたものでした。
金箔は、小さな金片を手漉き和紙の間に挟み込み、
繰り返し打つことで1万分の1ミリまでの厚さに仕上げて作られます。
ただ、普通の手漉き和紙ではうまくいきません。
藁灰汁などでつくられた液に浸し「金箔打ち紙」
と呼ばれる専用の和紙を作ります。
不要になった「金箔打ち紙」が祇園の芸妓や舞妓、
役者の間であぶらとり紙として重宝されるようになったのです。
元来の「金箔打ち紙」のあぶらとり紙は、皮脂吸収力が優れている上、
化粧崩れが起きにくいという性質があります。
一見、矛盾しそうですが、ここに本物の凄さがあります。
この秘密は「金箔打ち紙」の表面にあります。
何度も強く打ち付けられるた「金箔打ち紙」の表面には、
藁灰汁や柿渋の混合液が、細かい穴をもつ皮膜を形成しています。
この細かな穴の大きさが、ちょうど化粧粉の粒子径より小さく、
皮脂より大きいため、皮脂は吸収するものの、
お化粧崩れは起こしにくいということを同時に実現しているのです。
また、皮膜があるために、取った皮脂や汚れが裏側に染み出ず、
指に付着することがありません。
さらにこの映像!
YouTube: THE MAKING (271)金箔ができるまで
後半の金箔作りのための和紙作りも見ごたえがありました。
山科に行きたいと思ったことから、「金箔」「あぶらとり紙」の勉強ができました。
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