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2015年1月11日 (日)

デジタル授業の先進国、韓国の教訓

  

今日は1月11日。

  

昨年の「クローズアップ現代」(9月8日放映)で、

教育とタブレットに関する内容が扱われたようです。

  
私は見逃しましたが、NHKが番組の内容を全文載せてくれています。

とてもありがたいことです。

ここで読めます↓

NHK ONLINE クローズアップ現代

  

その中で注目したのは、デジタル授業の先進国、韓国の報告です。
  

4年前からICT教育普及に多額の予算を投じてきた韓国。

2015年までに1人1台のタブレット端末導入を目指してきました。

しかし、モデル校では、顕著な効果は出ていないようです。
  
 

教師の声
 

「タブレットだと、わかったつもりになっているだけで頭に何も入ってないでしょう。」
 

「確かに子どもは授業が楽しかったと言うかもしれませんが、

内容は身についていない。それがICTの限界です。」 
   
 

タブレット端末に依存しすぎると能動的に学ぶ姿勢が失われると指摘する専門家もいます。
 

「資料を検索すると早く結果が得られますよね。
 

でもそれは誰かの力で得られたもので、自分のものではありません。
 

他の人が解決したものを借りると、問題解決能力が落ちてしまうのです。」
 

  
子どもたちの読書量も落ちたそうです。
  
 

そうした批判を受け、2013年、政府は144校あったICT教育実践モデル校の

すべてで見直しに踏み切ったそうです。
 

それまで小学校では、タブレット端末を全学年のほとんどの授業で使っていましたが、
 

3・4年生の理科と社会に限定したそうです。
  
  
 

  

先進国の経験は貴重です。教訓です。

これからの私たちの実践に生かしていきたいです。
 

日本は、2020年を目指して、1人1台体制にしていくようです。
 

私の退職する直前。体験できるわけです。
 

実践したいという意欲が高まります。
 

  
  
日本でよく行われている一斉授業では、タブレット端末は向いていないとのこと。

「学ぶ時のスタイルが変わっていかないと、本当の意味でのICTの活用はない」

という先生の発言がありました。
 

本当は授業のスタイルが先で、

ツールであるタブレット端末が後なのが本当だと思います。

ツールに合わせた授業を考えるのはおかしいと思います。

でも、読み書きに困難のある学習障害児にとって有効なタブレット端末。

そんな障害児は、学級に一人はいると言われています。
 

そこにタブレット端末が入ってくる可能性は、意外と大きいと思います。
 

そうなると、授業にタブレット端末は入ってくると思います。
  
 

タブレット端末がある教室で、どんな授業をしていくのか。
 

本末転倒かもしれませんが、考えないといけないことだと思います。

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