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2014年11月15日 (土)

手塚治虫さんはテレビ・映画から情報をインプットしていた

  

今日は1月15日。

  

11月12日放映の「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生」で扱われたのは、

漫画家の手塚治虫さんでした。

1時間丸ごと良かったのですが、ここではその中の一部を記録しておきます。

  

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キーワード「欲ばり」で、番組は手塚治虫さんの生き方に迫っていました。

  

手塚治虫さんが生涯に書いた原稿の枚数は15万ページ。

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現代の売れっ子漫画家でも毎年1000枚だそうです。

つまり15万枚書くには、150年かかるというわけです。

手塚治虫さんは、仕事を断らずに、すごい勢いでマンガを書いたそうです。

普通の人の速さの3~4倍の速さです。

  

  

番組では浦沢直樹さんが登場して、貴重な話をしています。

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手塚治虫さんが中学生の時に書いた昆虫の精密な絵や、

医学生時代に書いた細胞組織のやはり精密な断面図が紹介され、

ゲストで感想を言おうとした時に、最初にこう言います。

  

浦沢:僕が思う感じでは、今、この状態を、手塚先生は、こういう感じ(状態)にしたかった。

岡田准一(司会):見られるというのを想定した感じ?

浦沢:そう。あの図鑑にしても、「どうだ図鑑みたいだろう」

    「すごい」とみんなが驚く。それを見たかったんじゃないかなあ。

  

みんなに「すごい」と言わせたいためにやっている。

自分の行動でもそういうことあるよな。

でも自分からは言えないところ。その気持ちはあっても隠したいところ。

でも十分活動のエネルギーになります。

  

  

番組の中盤。こんな場面がありました。

  

次々にヒット作を生み出していく裏には、

マンガのもとになる大量の取り込みも必要だった。

手塚の仕事では、常にテレビがつけっぱなし。

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時々チャンネルを変え、

その瞬間に目にした画面をヒントに、

壮大な長編が生まれたこともあったという。

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また子どもの頃から好きだった映画は、

仕事を抜け出して見に行き、

年間365本、1日に6本も見たこともあった。

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手塚は、そんな映画からもアイデアをどんどん取り込んでいく。

SFマンガ「キャプテンKen」に登場するキャラクターのアセチレンランプは、

西部劇映画のバート・ランカスターのスタイルがモデルになっている。

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また同様に、キャラクターのハムエッグは、俳優のピーター・ローレ。

スカンク草井は、リチャード・ウィドマークなど、

映画からキャラクターのヒントを得ていたのだ。

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さまざまな情報を常にインプットしていた手塚には、

アイデアが尽きることはなかったという。

「アイデアだけは、バーゲンセールしたいくらいあるんだ」

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映像から情報をインプットして、アイデアを生み出す。

この手法を手塚治虫さんがやられていたことは、私にはとても心強い。

自分のやり方は間違っていないと、太鼓判を押された気持ちです。

いいぞいいぞ。

  

  

もう一つ、浦沢さんの話。

嫉妬心で、後進の漫画家にひどいことをしてしまった手塚治虫さんについて

語る場面です。

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嫉妬心は創作の源ですよね。

ガソリンみたいなものですね。

あの~、僕なんかもそうですけど、素晴らしい作品、

マンガでも映画でも、舞台でも、いろいろなものを見ると、

何で自分が思いつかなかったんだろうってまず思う。

「よし、ならば」「自分も書くぞ」となる。

そういうのは、やっぱり大きいと思いますよ、創作には。

  

本当にいいこと言いますね。

嫉妬心も大事。でもこれも表に出せない感情。

その辺りを、浦沢さんは語ってきます。

 

  

 

       

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