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2014年8月23日 (土)

「君が僕の息子について教えてくれたこと」引用2/親が希望を見出した

  

今日は8月23日。

  

前投稿のつづき。

 

8月16日にNHKで放映された「君が僕の息子について教えてくれたこと」より。

再放送

〇総合 8/28(木) 午前1:30~2:29 ※一部地域を除く ※27日深夜です。  

〇総合 9/13(土) 午後3:05~4:04 

 

  

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今、東田直樹さんは、本格的な作家をめざして活動中。

写真のように、専用の部屋でお母さんの協力を受けながら、

連載の記事を書いています。

 

ナレーターの言葉:

日常会話ができない直樹さんですが、

パソコンを使うと、自分の考えを存分に表現できるのです。

会話ができないほど重度の自閉症を抱える人が、

高い表現力を持つのは、世界でも極めて稀なことです。

  

日常会話ができないのに、素晴らしい文章を書くことに驚き。

世界でも稀な直樹さんですが、でも親の働きかけで開花したようです。

  

ナレーターの言葉:

直樹さんは、幼い頃から、周りからの言葉に反応を見せず、

5歳の時に自閉症と診断されました。

ただ、両親の驚いたのは、言葉をほとんど発しないのにもかかわらず、

漢字などの文字に関しては抜群の記憶力を見せ、書き出すことでした。

両親はその能力を伸ばすことに希望を見出しました。

粘り強く訓練を続けた結果、7歳の時には文章を書けるようになりました。

創作能力は見事に開花し、書いた童話が、グリム童話賞の大賞を2年連続受賞しました。

そして13歳の頃に執筆したのが、

エッセイ「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」でした。

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「両親はその能力を伸ばすことに希望を見出しました。」

この1文に、いや「希望を見出しました」の部分に、親の気持ちが出ています。

目の前の子に、何か能力を身につけさせたい、この子が自分に自信をもてる能力を。

そんな気持ちは、私にもあります。

共感できます。

  

「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」からの引用。

どうして上手く会話できないのですか?

(中略)

話したいことは話せず、関係のない言葉は、どんどん勝手に口から出てしまうからです。

(中略)

僕たちは、自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、

じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、

まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。

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分かりやすい。関係のない言葉がどんどん出てきてしまうんだ。

不良品のロボット。なるほど。

  

  

  

いつも同じことを尋ねるのはなぜですか?

(中略)

今言われたことも、ずっと前に聞いたことも、

僕の頭の中の記憶としてはそんなに変わりません。

良くわかりませんが、みんなの記憶は、たぶん線のように続いています。

けれども、僕の記憶は点の集まりで、

ぼくはいつもその点を拾い集めながら、記憶をたどっているのです。

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これも分かりやすいです。

こんな文章が、自閉症の子どもの気持ちがわからなかった親からは、

ありがたいと思われるのでしょう。

息子の代わりに答えてくれていると思うのでしょう。

  

  

  

直樹さんは、普通に会話できませんが、

お母さんの手作りのキーボードと同じ配列の文字盤を使うと

他人と会話することが可能になります。

よくそんなことを見つけたなと思います。

親のすごさ。(自分は子どものことで見つけてあげていることが少ないと自戒。)

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しかし、なぜできるのでしょう。

そう聞かれて、直樹さんはこう答えています。

  

自分の忘れてしまいそうになる言葉を思い出せるからです。

  

パソコンの変換のように、次々と言葉が浮かんでくれるのです。

  

ナレーターの言葉:

伝えたい言葉の頭文字を、常に目で確認しておくことで、

頭に浮かんでいた言葉を記憶に留められると言います。

  

  

う~ん、難しい。わかったような気がします。

つづく。

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