代理出産で生まれたダウン症の子どもを引き取らない依頼主
今日は8月5日。
「バリバラ~障害者情報バラエティー~出生前検査①②」(6月6日/13日放映)を
先の日曜日に見ました。
ダウン症について考えさせらえました。
この番組について書こうかなと思っていたら、
昨日ニュースで驚きのニュースをやっていました。
すぐに録画しました。
日本テレビ(中京テレビ)の「キャッチ!」というニュースです。
タイのバンコク近郊に住むバッタラモン・チャンブアさん。
彼女があやしている男の子は、実の子どもではありません。
パッタラモンさんは、代理出産で、この赤ちゃんを産んだのです。
赤ちゃんの実の両親は、オーストラリア西部にすむ夫婦。
オーストラリアのメディアによると、夫婦は斡旋業者を通じて、
日本円にして、およそ150万円の報酬で、
パッタラモンさんに代理出産を依頼しました。
パッタラモンさんは言います。
「報酬は、お金のない私にはとても大きなものでした」
パッタラモンさんは、この報酬をすでに育てている
2人の子どもの教育費に充てようと、
代理出産を受け入れ、男の子と女の子の双子を身ごもりました。
しかし、妊娠7か月目。
突然、衝撃の事実を伝えられます。
お腹の中の子が、ダウン症だとわかったのです。
依頼主の夫婦からは、中絶をしてほしいと言われました。
しかし、パッタラモンさんは、見捨てることはできないと、その要請を拒否します。
去年12月に双子を出産。
依頼主の夫婦は、健康な女の子だけを引き取りました。
パッタラモンさんは、男の子を、自分の子どもと一緒に育ています。
引取りを拒否された赤ちゃんが不憫でならないと、胸の内を次のように語りました。
「中絶という選択肢もありましたが、あの子を愛しています。
9か月も私のお腹にいたのですから。」
ダウン症を理由に、わが子の引き取りを拒んだ依頼人の夫婦。
オーストラリアのアボット首相も、暗に批判しました。
「非常に悲しい話だ。代理出産ビジネスの落とし穴を浮き彫りにした。」
代理出産の斡旋業者が多くいるタイ。
先進国に比べて割安な上、医療設備も比較的整っているため、
外国人からの依頼が多いそうです。
今回の件と、代理出産のあり方については、タイの新聞各紙も一斉に報道。
政府当局者が、法整備に向けた議論が必要だと述べたことを伝えているそうです。
以上がニュースの内容です。
皆さん、どう思われますか。
「バリバラ」を見る前だったら、オーストラリア人夫婦はひどいと思ったでしょう。
「バリバラ」で考えさせられた後だけに、複雑な気持ちです。
「バリバラ」で扱われていた「出生前検査」「ダウン症」「中絶」が次から次に出てきました。
考えておきたい内容です。(次の投稿につづく)
コメント