1119全校研2.小刻みに検討会/約20年前の特集
今日は11月3日。
11月19日の全校研に向けて動いています。
単元は2年「絵を見て、お話をつくろう」です。
「本時の指導」に始まり、「単元構想」を小刻みに検討してもらっています。
10月25日、10月30日、10月31日、11月1日と検討会。
いろいろアイデアをもらって考えています。
今日はサークル「21の会」で検討してもらいました。
A先生が、「その単元、昔授業したことがある」
「教室ツーウェイでも特集があったぞ」
そしてA先生、サークルが終わったら家まで「教室ツーウェイ」を取りに行ってくれました。
貸してもらった「教室ツーウェイ」がこれ。
1994年発行です。約20年前の特集を覚えているなんてすごい。
読んでみました。
向山洋一先生が、イラスト(絵)を何枚か使っての「イラスト作文」について書いています。
今は教科書に載っているイラスト作文ですが、
20年前はまだまだ一般的ではなかったことがうかがい知りました。
こんな文章に出会いました。
また、今回は、初めての経験ということで、一枚一枚の絵を取り上げ、
ストーリーを作る上での見通しの持たせ方や考え方を導く発問をしながら進めていきました。
しかし、次の段階では、1枚目から4枚目まで順序よく並んだイラストをいっぺんに見せ、
すぐにお話づくりにかからせても自分で見通しを立てながら抵抗なく進めていけるでしょう。
さらに、もう一歩進めた段階では、順不同にお話のプリントを配り、
自分で順序を考えさせられるようになれば、より個性的でおもしろい作品が出てきます。
ただし、どんな段階においてもつまずいている子供への助言を忘れてはなりません。
(19p 宮野孝行 当時:静岡県浜松市蒲小学校)
今秋の研究授業の流れはこうしていこうと思っています。
すでに20年前に提案されたとおりです。
「絵で見たストーリーを作る作文指導」を、4時間実践してみた。(中略)
指導の原則「守・破・離」
4時間の授業を、私は次のように構成した。
第一時
最初に絵を全て配る。一枚目の絵について文章を書かせて、二名程度に発表させる。
一枚ずつ、このようにしながら、最後まで一斉にやっていく。
第二時
絵を配り、最後まで一気に書かせてから発表させる。
第三時
絵の順序を変えて配り、どのような順序になっているかを話し合わせてから書かせる。
第四時
絵の順序を変えて配り、自分の決めた順序で書かせて発表させる。(中略)
この構成は、「守・破・離」の原則にもとづいている。
(34p 伴一孝 当時:長崎県南松浦郡奈留町 江上小学校)
ありがたいなあ、単元構想を考えるにあたってとても参考になります。
A先生に感謝。
今回の指導案づくりの過程で、いい教材を見つけました。
こぐま社の「おはなしづくりカード」です。
こういう教材との出会いもありがたいです。
コメント