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2013年6月29日 (土)

「『やる気脳』を育てる」からの引用 その2

  

今日は6月30日。6月最終日。

  

前投稿のつづきで、

「子どもの脳がぐんぐん育つ『やる気脳』を育てる」(澤口俊之著/小学館)

からの引用です。

  

この本の主役「HQ」が出てきます。

  

人間性知能HQとは、具体的には、人間的な社会生活、結婚生活、

子育て、孫育てなどを適切に行うために進化した知能です。

そして、「未来志向的行動力」と「社会関係力」というふたつの主な要素を持ちます。

このふたつは、「人間らしい人生」にとってとても重要なものです。

「社会関係力」とは、社会的な人間関係、対応力などの、

対外的な調整力全般をさすと考えてください。

とくに重要なのは、他人を思いやったり助けたりする利他性と協調性です。 17p)

   

  

HQがよく発達した人の特徴を具体的にあげると、

◆目的を持ち、未来志向的で計画的

◆頭(地頭)がよく、問題解決能力が高い

◆個性的で、独創的

◆理性的で、協調的、利他主義

◆説得や交渉がうまい

◆優しくて、思いやりがある

◆人間性が豊かで、社会的に成功している

◆良好な恋愛や結婚ができている

◆病気にかかりにくく、長生きする

などです。 19p)

   

   

一方、HQが発達不全な人の特徴は、

◆無計画で、刹那(せつな)的

◆勉強はできても頭(地頭)が悪い

◆状況依存的で、指示待ち人間、人の真似ばかりする

◆衝動的で、自分勝手。利己主義。

◆他人の心や痛みがよく分からない

◆人間性に乏しく、社会的に失敗している

◆恋愛がうまくいかず、結婚できても失敗する可能性が高い

◆統合失調症、各種人格障害になりやすい

◆うつ病、各種不安神経症になりやすい

などです。 20p)

  

  

このように具体的にみると、HQが人生にとって、人間的な社会生活にとって、

最重要な知能であることがお分かりいただけたと思います。(中略)

私は、HQ育成を目指さない教育は、間違っていると考えています。

さらに言わせていただくと、「学力」を伸ばすことだけを目的とした教育は

明確な間違いです。 (21p)

  

   

「学力」だけでなくHQを伸ばす教育。

その具体的な方法が、この本には書いてあります。

前投稿に書いたワーキングメモリーを鍛えるのもひとつの方法。

  

まだまだ引用したい文がたくさんあります。(つづく)

  

  

   

 

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