脳動脈瘤にコルクを詰める手術!
今日は6月16日。
録画してあるたくさんの番組から、4月8日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
サブタイトルは「逃げない思いが明日を拓く 脳神経外科医 坂井信幸」です。
驚きは、その手術のやり方。
脳卒中の原因になる脳動脈瘤。
その動脈瘤に向けて、太ももから細い管カテーテルを入れます。
番組中の手術では、3分で動脈瘤まで行き着いていました。
ここでカテーテルの中から柔らかい金属コイルが出てきます。
これを動脈瘤の中に流し込んでいきます。
動脈瘤をコイルで埋めることで、
動脈瘤への血流が止まり、破裂が予防できます。
しかし、コイルを詰めすぎると、動脈瘤が破裂する可能性があり、
逆に隙間があると血流が止まりません。破裂の可能性が残ります。
すごいアイデア。しかし、そんなことをしてしまう腕にも驚きです。
実際にコイルが入っていく動脈瘤の写真です。
30代で留学先のアメリカでこの手術方法に出会い、
日本に戻ってきてから取り組んだそうです。
やはり見聞を広めることは大事です。
ジレンマがあるそうです。
手術をしなかったら、僕らの責任ではなくなるけど、
患者さんの命は病気でなくなってしまう。
手術をして後遺症を残したら、
僕らが悪いことをしたことになる。
手術のミスで、一瞬でその人を人生を変えてしまう恐怖。
お医者さんの抱える悩みをあらためて知りました。
坂井さんの結論は「恐れを越え、最善に挑む」「逃げない」。
また元気をもらった番組でした。
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