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2013年5月 9日 (木)

番組「人とうまくつきあえない」より その1

 

今日は5月9日。

 

いい番組を見ました。

4月13日にNHKで放映された番組です。

ETV特集「人とうまくつきあえない いじめ・虐待と自閉症スペクトラム」

 

番組の内容を一部紹介します。

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児童精神科医の杉山登志郎先生。

TOSS主催の講座で話を聞いたことがあります。

現在浜松市の「子どものこころの診療所」で診察をされていました。

この施設は平成23年9月開設。

愛知県の大府市のあいち小児保健医療総合センターにも勤務されているようです。

番組では、杉山先生が診察されている子どものケースがいくつか紹介されていました。

 

フラッシュバックに苦しむ子ども。

そのトラウマを取るための治療が行われました。

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治療方法の名前はEMDR、眼球運動による脱感作と再処理法。

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トラウマを処理するための新しい治療法。

両手に電気を発する器具を持ちます。

トラウマになった体験を思い出させ、左右の手に交互に刺激を与えたり、

視線を左右に動かすように誘導します。

この刺激が脳にどう左右するのか詳しいメカニズムはまだわかっていないそうですが、

トラウマが、思い出しても苦痛に感じない過去の記憶に変化することがわかっているそうです。

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こんな治療方法があることを初めて知りました。

「苦痛を感じない記憶」というのがいいなあ。

忘れるわけでなく、記憶の質を変えるなんて、とっても不思議です。

 

 

こんな話もありました。

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人の声を聴いた時に、頭のどこが活発に使われているかがわかる装置がありました。

それによると、健常児は、右脳に比べて左脳が活発に働いていることが、

等高線からもわかります(上の図)。

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ASD(自閉症スペクトラム障害)の子どもの場合、

右脳と左脳の活動を比べても、あまり大きな差はありません。

なぜ、左脳が活発に働かないか?

その原因は、左脳のブローカ野とウェルニッケ野にあることがわかっているそうです。

ここは言葉の概念をつかさどるところで、それが弱いそうです。

 

この脳の働きを示す図は、とても興味を持ちました。

左脳が使われないということは、

逆に言うと「右脳が健常児よりも使われる」と言うことです。

だから視覚優位なのです。

世間では、言語優位が多く、視覚優位は少数派です。

だからトラブルが起こります。

視覚優位の人たちの立場になって考える事ができるようになればいいのです。

 

次の投稿につづく。

 

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