« 「天地明察」より・・・男女の縁 | メイン | 「多田行綱」で検索→今日から休載のブログに行きつきました »

2013年1月 7日 (月)

「鍛え、育てる」を今一度

 

今日は1月7日。

 

おそらく最も日の出が遅かった日。

いかがでしたか。

明日からは日の出は早くなります。

もう上向きですよ。

3学期。子どもと接することができるのは52日間だそうです。

(卒業生は49日間)

今年はこの日数が少なく思えます。幸せなことです。

(昨年はとても長く思えました。疲れていました)

この短い期間で、ベストを尽くしたい。短距離走の感覚。

1日1日を大切にしたいです。

今日もまだ終わってはいません。

もう少しやる。

 

昨年3月に退職された群馬の深澤久先生。

講義を2回受け、本も読んで、勉強させてもらいました。

 

教師のチカラ 2012年夏 10号」(日本標準)より。

深澤先生の最後の公開授業を見られた方の「授業見学記」には、

印象的な文章がたくさんありました。

 

ある参観者は、こんなふうに語っていました。

「教科を教える教師というより、スポーツ選手のコーチのように育てているんですね。

何かに気づいたら、子どもが納得するまで指導を続ける。

鍛えているんですね」

マラソンやバレーボールなど、

厳しい指導をする監督と選手の間にある「信頼感」「ある種の愛」と同じような関係が、

クラスを包んでいる気がしました。

まさに「鍛え、育てる」なのだと言えるでしょう。57p)

 

深澤先生の著書「鍛え、育てる」(日本標準)がすぐに浮かびます。

この本から、たくさん引用しました。

いい機会だと思って、次の投稿を読み直しました。

「鍛え・育てる」抜粋その1 目指すべき具体的行動像

「鍛え・育てる」抜粋その2 力量を上げるための自己鍛練

「鍛え・育てる」抜粋その3 行動してこそ「力」が付いていく

(この3本は2009年8・9月に投稿)

 

本の中で、深澤先生が書いていることが身にしみます。

しみるどころか突き刺さってきます。

読んで、ブログにうちこんだ時には意識していたのに、

今は意識が少々薄れていました。反省。

もう一度ここに一部コピーします。

 

やればできる事をしていない状態を“見逃す“教師を、

鍛えられていない子どもたちはたまに「優しい先生」と呼ぶ。

 

子どもたちが何と言おうが勝手なのだが、

実はこう考えた瞬間、その教師は子どもたちに“敗北”したのだ。

同時に、子どもたちの持つ力を見切ったのだ。

「こいつらはダメだ」と子どもたちを見捨てた事に他ならない。

これが「優しい教師」か?

否!

力量ナキ「甘い教師」に過ぎない。

 

「優しい教師」とは、子どもたちの近未来を考えた上で

「これだけは絶対に身につけさせたい力」を定め・

妥協することなく指導し・その「力」を身につけさせていく教師である。

 

  

厳しい言葉だけど、やる気を出させてくれる言葉です。

「鍛え、育てる」発想を、今一度根底に据えて3学期を突っ走りたい。

 

 

 

上記の「教師のチカラ」から、さらに引用。

 

1日の公開授業を見ただけで、すべてがわかるわけではないので、

子どもと公開授業に来た保護者に、

「深澤先生って、どんな先生ですか?」と聞いてみました。

(中略)

・うちの子は、いろいろなことにやる気がない子だったのですが、

苦手なことを「やってみる?」「はい!」と変わった。

マラソンが苦手だったのに、やる気が出て、市民大会に自分から参加するように。

深澤先生に会わなければ、絶対、チャレンジしていなかったと思います。57p)

 

これが鍛えられた子なのでしょう。

我がクラスには、「できない」を連発している子たちがいます。

すごく簡単なことなのに。

甘いぞ自分。妥協しない工夫と努力を。

 

 

ブログに書いた深澤先生に関する他の投稿もここに載せます。

読み直して、気持ちが高まりました。

深澤先生の奥さんの文章から学んだこと(2007年6月26日投稿)

ついに生の佐藤先生に出会えた・・・高崎にて(2007年8月6日投稿)

第13回教育の鉄人実践講座・・う~ん長い投稿になりました(2008年7月24日投稿)

 

 

 

 

 

 

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/603251/31071557

「鍛え、育てる」を今一度を参照しているブログ:

コメント

>おそらく最も日の出が遅かった日
>明日からは日の出は早くなります。

些細なことですが,上記の日の出時間の記述は正確ではありません。
国立天文台の「各地のこよみ」の「名古屋」
   http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2013/hdni24131.html
によれば,名古屋の日の出時間が1番遅いのは
1月1日〜1月13日の7時01分です。

そして,1月14日〜17日は7時00分で,以降,少しずつ早くなっていきます。

gakiさん、コメントをありがとうございます。
コメントの情報によると、14~17日が日の出が最も遅いということですよね。
う~ん、また調べなおします。
7日が日の出が最も遅いと考えた時の投稿は、
すでにご覧だと思いますが、
12月29日の「日の出(最遅)日の入り(最早)時刻調べ」という投稿です。
豊川市で調べました。
それではこれで。

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8523
  • Img_8520
  • Img_8519
  • Img_8518
  • Img_8522
  • Img_8521
  • Img_8517
  • Img_8512
  • Img_8510
  • Img_8508
  • Img_8507
  • Img_8504

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉