花火の話9・・・祇園祭りに向けて/竹取り
今日は9月12日。
次の本をベースに、花火の話を進めたいです。
「ふるさと再発見ガイドブック 知るほど豊橋 その四
手筒花火を揚げる町に住む」
(企画・発行 豊橋市広報広聴課/平成21年3月19日発行)
平成20年の豊橋祇園祭りの初日は7月18日でした。
平成20年6月15日午前8時~ 竹取り
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ほぼ一か月前に手筒花火用の竹取りです。
事前に神事係を中心とした人たちが、竹林に下見(竹見)に来ていて、
切る竹には黄色のテープが巻いてあるそうです。
この本にも書いてありましたが、実際に手筒花火にかかわっている人の話でも、
手筒花火用の竹林は、どこにあるかは町の秘密であるそうです。
したがって、この本にある写真も、どこであるかがわからないように気を使っています。
印象的な話です。
引用します。
手筒花火で使う竹は3年以上を経過した孟宗竹に限られます。
若い竹は水分が多く、乾くと縮みやすいため割れる危険性があるので
3年以上の竹を使用します。
梅雨時期の竹は表面が濡れていることが多く、
良い竹を選ぶには長い経験と技術が必要になります。
竹見の技術は、毎年、毎年、年長者から若い衆へと現場で伝えられますが、
一朝一夕で身に付くものではありません。(11~12p)
こんな場面でも、経験と技術が必要なのですね。
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