花火の話14・・・祇園祭に向けて/手筒込み
今日は9月16日。
次の本をベースに、花火の話を進めています。
「ふるさと再発見ガイドブック 知るほど豊橋 その四
手筒花火を揚げる町に住む」
(企画・発行 豊橋市広報広聴課/平成21年3月19日発行)
平成20年の豊橋祇園祭りの初日は7月18日でした。
平成20年7月17日午後7時~ 手筒込み
手筒込みとは、火薬を手筒に込める作業です。
何と、祭りの前夜に行うのですね。
今回は8月19日放映の「世界の果てまでイッテQ」の
映像の写真を並べます。
火薬の調合シーン。
火薬は、噴出口の反対側から入れていきます。
噴出口に火薬をつめる作業。
「そうすると、いっぺんに火が回っちゃう」と説明が続きました。
火薬を詰める作業。
ハネを入れた状態。
あとは、新聞紙を詰めれば完成。
上記の本から、火薬を詰める様子を引用します。
ちょっとテレビとは違うところもあります。
まず、ボロ布で竹の中をきれいにします。
そして、鏡がずれないように鏡の上に布を敷き、
砂を入れて固定します。
これは鏡を下にして、底の方から火薬を込めるからです。
上下逆さまにした手筒を荒縄で固定し、準備完了。
花火の大きさにあった込み棒を使い、
1斤(約800グラム)ずつ2~3回に分けて火薬を詰めていきます。
そしてビニール袋に入った「はね粉」を、中心に来るように置き、
その上から丸めた新聞紙を詰めふたをします。
竹をはずし、鏡に当ててあった砂をどけて、
節に穴を開け、噴出口を作ります。
そこに点火のための火薬を詰めます。
最後に和紙をあて、自分の名前が書かれた木札をつけて完成です。(24p)
テレビでは噴出口に最初から火薬を詰めていますが、
本によると、最後に火薬を詰めています。
「はね粉」は、テレビでは布(紙?)に包まれていましたが、
本ではビニール袋です。それぞれの伝統があるようです。
この図は参考になりました。
手筒花火が作られ、その他の大筒や乱玉の準備をすると、
お祭り当日の朝になってしまうそうです。
以上、豊橋祇園祭りに向けて、手筒花火がどう準備されるかを書いていきました。
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