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2012年4月29日 (日)

缶詰博士なる人がいた/ツナ缶の始まり

  

今日は4月29日。

  

ツナ缶について書いた投稿のつづき。

「ツナ缶概観」html

ツナ缶について調べていたら、「缶詰博士」なる人のブログに出会いました。

「缶詰blog」cans/

 

3冊ほど著作もあり。

缶詰も極めたら本ができてしまうのですね。

   

このブログで、ツナ缶の始まりを勉強しました。

ここです。

「缶詰blog 缶詰の現場から SSK清水食品」 html

ツナ缶が発明されたのは、1903年アメリカのことでした。

日本では1929年にツナ缶が作られ始めます。

その辺りの記述を、上のブログから引用します。

   

(SSK清水食品の)創業は1929年(昭和4年)のこと。

その2年前に、静岡水産試験場で技師を務めていた村上芳雄が、

米国向け輸出品としてツナの油漬缶詰を試作していた。

当時の日本は外貨獲得が急務だったから、各産業で輸出品の開発が進んでいたのだ。

ツナ缶は特に米国向けとして有望視されていた。

試作品が好評を得たので、村上芳雄はその事業化を鈴木商店の6代目鈴木与平に相談してみた。

(中略)

当時の日本は不景気に見舞われており、静岡も例外ではなかった。

ツナ缶の輸出業を始めることで失業者を救済し、

ひいては日本経済の発展にもつながると考えた鈴木与平は、

昭和4年12月に清水食品を設立した。

折しもこの年の10月には、世界恐慌の引き金となったブラック・サーズデーも起こっていたから、

鈴木与平は大決断をしたんでありますなァ。

翌年の昭和5年5月には米国にツナ缶を輸出開始。以後、清水港からの重要輸出品目となっていくのだ。   

  

はごろもフーズ株式会社」の創業は、2年後の1931年(昭和6年)のことでした。

はごろもフーズは、国内向けに多くを供給したため、

シーチキンの商品名が国内で有名になったようです。

     

いつも思いますが、何にでも歴史あり。

 

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