沢村栄治6.昭和11年巨人軍優勝/洲崎球場
今日は4月27日。
前投稿のつづき。
昭和11年がプロ野球が始まった年です。
沢村栄治さんの成績は、
試合数19、13勝3敗、完投11、投球回数138回と3分の1、奪三振123、防御率1,17。
この年は東京巨人軍と大阪タイガースでの優勝決定戦が行われました。
3試合で2勝した方が優勝。
沢村さんは3連投の活躍で、東京巨人軍がプロ野球初年度を優勝で飾りました。
優勝決定戦の舞台になったのが、洲崎球場。
現在の住所で東京都江東区新砂というところらしいです。
「洲崎球場跡」という碑が立っているようです。
「沢村栄治とその時代」には、洲崎球場がこう書かれています。
潮の香りに包まれたのんびりした風景であった。
収容人員は6千人。内・外野席とも木造の板張りだった。
時おり、板と板の隙間から冷たい潮風が吹き込んでくる。
洲崎球場は、海抜わずか60センチの埋め立て地にあった。
スパイクシューズで強くこねると貝殻が出てくる。
満潮時には海水が押し寄せ、試合が中断されることもあった。
このとき選手たちは細長い猪牙船(ちょきぶね)に乗って避難した。
グランドはもちろんのこと観客席の一部までが水びたしとなってしまった。 (200p)
すごい球場もあったもんだ。プロ野球のスタートに間に合うように急いで作られた球場。
満潮の時?高潮の時ではないのかな?
平成11年~13年で閉鎖。伝説化した球場。
沢村さんも伝説化しているので、似合っている球場です。
(次の投稿につづく)
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