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2011年10月15日 (土)

脱原発の映画・トークその3・・・劣化ウラン弾によるヒバクシャ

  

今日は10月15日。

このシリーズの3回目。前回は10月10日。

   

映画「六ケ所村ラプソディー」の監督鎌仲ひとみさんが、

放射能被曝について関心を持ったのは、1998年にイラクに行った時からだそうです。

当時のイラクは、湾岸戦争後~イラク戦争前の状況。

湾岸戦争でアメリカ軍が使った劣化ウラン弾からの放射線によって、

子どもたちが小児ガンで苦しんでいました。

なのに、イラクには抗がん剤がありませんでした。

正確に言うと、ありました。少量。

それはブラックマーケットで販売されていました。とても高額で。

しかし、イラクの親たちは子煩悩で、100万~200万円する薬を買って、

子どもたちに与えました。しかし、救われなかったことが多かったようです。

悲しい話です。

なぜ、抗がん剤を輸入しなかったか?

  

イラクに抗がん剤を送っても、兵器になると言ったへんな説があったそうです。

鎌仲さんは、子どもたちの悲惨な様子を撮影して、それを世界に示し、

世界の誤解を解いて、子どもたちを救いたいと親たちに言いました。

しかし、親たちは拒否。

「世界中からメディアが来て、撮影をしていったが、何も起こらない」

という答え。

鎌仲さんはそれでもお願いし、撮影して、日本に帰国。

NHKから依頼された番組だったのですが、番組作りは難航。

アメリカ軍が安全だと言っている劣化ウラン弾を批判する内容がチェックされたようです。

    

その時作られた番組が、「戦禍にみまわれた子供たち~湾岸戦争8年後のイラク」

見てみたい番組です。

 

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