脱原発の映画・トークその2・・・大気と海で薄まる発想
今日は10月10日。
学校のキンモクセイ。学校にはキンモクセイが2本並んでいます。
今花盛りです。(今日撮影)
今年は剪定しすぎて咲かないのではと心配していた我が家のキンモクセイ。
昨日の朝、花のつぼみがあることに気がつきました。
朝の撮影。
奥さんはもう香っているというのですが、私にはまだわかりません。
小さな花。接写が楽しくなる被写体です。
10月9日に見た映画「六ケ所村ラプソディー」(2006年)について。
2004年春、使用済み核燃料再処理工場がほぼ完成した青森県六ケ所村に鎌仲監督は入りました。
それから2年間の取材をもとに作られた映画です。
この映画で、初めて知ったことがあります。
(私は忘れん坊だから、以前誰かに教わっているかもしれません。
でも、それはすっかり忘れていて、ビックリして聞きました)
使用済み核燃料の再処理で、どうしても放射性物質が出るそうです。
それは、何と煙突で大気中に放出されます。
大気で薄まって、人体に影響がないほどになるとのこと。
さらに放射性物質の廃液が出ます。これは海に流されます。
海によって薄まって、やはり人体に影響がないほどになるという説です
大気や海で薄まるという発想がここにまだありました。
日本人は公害で苦しんできました。
この発想が大きな理由だと思います。
半減期が長い放射性物質でも同じ発想だったとは。
驚きでした。
映画はイギリスのセラフィールド再処理工場の事故を報じていました。
海岸近くにあるこの工場は、放射性物質を海に放出していました。
そのため、放射性物質は海流に乗って広く海を汚染し、
プルトニウムが沈んで、放射線を出し続けている場所もあります。
再処理工場の怖さを知りました。
映画では、セラフィールド再処理工場は事故のためすぐにでも閉鎖のような雰囲気でした。
しかし、今も稼働していました。
あんなに海を汚染していたのに、今もそれを続けているのでしょうか。
実は六ケ所村の再処理工場は、いまだ完成せず。
2010年10月の完成予定を、最大2年延期するとのこと。
したがって今は試運転中。
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