血液型がわかったのは1901年
今日は8月2日。
ちょっと前に血液について書きました。
献血したのがきっかけでした。
職場で、血液型の話をしていたら、
同僚の理科の先生が、いい本を貸してくれました。
「週刊かがくる3」(朝日新聞出版)です。
この本に血液に関する面白いことがいくつも書いてありました。
自分の血(液)や肉にしたいので、
ブログに転記します。
血液が大量に失われると、死に至ります。
したがって、失われた血液をおぎなうことが行われました。
それが輸血。
しかし、昔の輸血はとんでもなかったようです。
引用します。
17世紀ごろのヨーロッパでは、
ヒツジの血液を人間に輸血したこともあったそうです。
もちろん、そんなことをされた人は、
死んでしまいました。
そりゃあそうだと今なら思いますが、
当時は助けたい一心で行われたことだと思います。
ヒツジではなく、人間の血が使われるようになりました。
その後、人間どうしの輸血が行われるようになると、
命が助かる人もいましたが、
死んでしまう人もたくさん出ました。
しかし、その理由はなぞでした。
今ならわかります。
人類はこんな犠牲の上に、血液型の発見にこぎつけます。
発見者はオーストリアのラントシュタイナーです。
1901年のことでした。
たった110年前のことでした。
ライトシュタイナーによって、血液には赤血球の血液型「ABO型」があり、
同じ血液型なら輸血しても安全なことがわかりました。
さらに、とっておいた血液が固まらないようにする
抗凝固剤(こうぎょうこざい)も開発され、
本格的に輸血が行われるようになりました。
輸血が本格化されるまでには、
命がかかっているたくさんの失敗が積み重なっていたことを知りました。
先人達に感謝。人類はやっぱりすごいぞ。
血液の話はまだつづく。
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