斎藤茂太さんの言葉「いやなことを”後の苦しみ”にとっておくのではなく・・」
今日は10月24日。
金曜日の晩、仕事が終わってから本屋へ。
たくさんのお客さんがいましたが、気づけば、半そでは我一人。
涼しい季節になったんだと思いました。
そしたら、後ろから半そで半ズボンの男の人が通っていきました。
見るからにエネルギッシュな人でした。
まだしばらく半そででもいいかと思いました。
その時に1冊本を買いました。
斎藤茂太さんの本「グズをなおせば人生はうまくいく」(だいわ文庫)です。
グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち (だいわ文庫)
斎藤 茂太
おすすめ平均
説教
自己啓発の手始めに
図書館読みで十分
著者のエッセイ、講演録のようなもの
グズを勇気づける言葉が沢山
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この本が、今の自分にはタイムリーでした。
やらなくてはいけないことを後回しにして
結局焦っている自分に嫌悪感があります。
どうにかしたいと思っているのに、なかなか変わらない。
でも、この本にヒントがありました。
休まずに働いているのに成果が上がらないのは、なぜ?
新しいものごとへの挑戦だけではなく日常的にも、
何か行動を起こすときにはつねに、「決断する」という行為が必要とされる。
(中略)
よく、「忙しくて食事をする時間もなかった」と嘆く人がいる。
こういう人は仕事の量に圧倒され、
「食事の時間をとれば、それだけ仕事が遅れる」ことを恐れて、
食事をする決断ができない場合が多い。
おそらく「休息をとる」決断もできないだろう。
(中略)
休みなしでダラダラ働きつづけるだけでは、頭がボーっとしてきて、
仕事の効率は下がる一方、
長時間働いているわりには成果が上がらない。
スピーディに仕事を進めるためには適度な休憩が必要だから、
「休む」決断ができない人はグズと言われても仕方があるまい。
逆に、グズでない人は、目の前にどんなにたくさんの仕事があろうと、
時間対効率をはかり、仕事効率を考えながら、きちんと食事をとるし、
上手に気分転換の休憩を入れるなど、
状況に応じて「休む」決断ができる。(34-35p)
太字斜体の部分が、自分にオーバーラップします。
土日にゆっくり休めない。気が焦ってばかり。ダラダラ何かやっている。
そんな自分を言い当てられた気分です。
そしてこんな文。
いやなことをつい後回しにする心理
行動を起こす決断ができない理由にはまた、
心のどこかに「やりたくない」気持ちが潜んでいることもある。
いやなことや面倒なことだと、
つい、「今やらなくてもいい」と行動をさきのばしにしてしまいがちだ。(37p)
(中略)
何か「やりたくない」と思う理由はさまざまあるだろうが、
清水さんが言うように、「やってしまえば、その気になってがんばれる」場合が多い。
「やりたくない」と思っている時間のほうが長いものだ。
後回しにすれば、いやなことから一時的に逃れられるものの、
やらずにすますことができない以上、
「やらなくては」と思う憂鬱を抱えてしまうだけ。
精神衛生上、よろしくないのである。
いやなことを”後の苦しみ”にとっておくのではなく、
好きなことを”後のお楽しみ”にしよう。
実行できれば、あなたはグズの汚名を返上できる。(40-41p)
いつも土日は、「やらなくては」という憂鬱を抱え、
中途半端な自分がいます。
今日から変えていきたい。
ずっと以前から、斎藤茂太さんに救われてきています。
今回も。すでに亡くなった方ですが、助けてくれます。感謝。
後回しにしない!
>休みなしでダラダラ働きつづけるだけでは、
>頭がボーっとしてきて、
>仕事の効率は下がる一方、
>長時間働いているわりには成果が上がらない。
>スピーディに仕事を進めるためには
>適度な休憩が必要だから、
>「休む」決断ができない人は
>グズと言われても仕方があるまい。
>逆に、グズでない人は、
>目の前にどんなにたくさんの仕事があろうと、
>時間対効率をはかり、
>仕事効率を考えながら、きちんと食事をとるし・・・
休まず勉強するよりも、
休みしながらやった方が捗るってことですか。
勉強になりました。感謝!
投稿: nayuta | 2010年10月25日 (月) 20:48
nayuta君、コメントをありがとう。
休みながら、やる時は集中。
仕事も勉強も同じ。
これからも頑張ろう。
投稿: いっぱい道草 | 2010年10月26日 (火) 20:37