トマト選果施設その1
JAのトマトの選果施設を見に行く機会がありました。
その時の報告・・・
というかその時のことをブログに残していつか授業で使えるようにしておきたい。
市内にある大きなトマトの選果施設。
平成11年から稼働。等階級を機械によって選果し、箱詰めまで行ってしまう施設。
等階級に選果することは、かつては各農家で行われていました。
しかし大変時間がかかり、一夜を明かすこともあったそうです。
この施設ができたおかげで、農家はここに持ってきさえすれば、
全て全自動で行ってくれて、負担が減りました。
トマト農家の人たちの高齢化に伴い、
このような施設の必要性が高まってきた結果作られたようです。
農家の人は赤い専門の入れ物にトマトを入れて出します。
※赤い箱は4段に積まれてラインを流れます。
赤い入れ物に入ったトマトは途中で機械によって箱から出されます。
トマトは、オールカラーカメラによって、色はもちろん花落※や傷果を検出。
※JA資料に「花落」とありました。どういう状態なのか今のところ不明。調べがついたら書きます。
形状カメラによって空洞果、変形果、階級を判定します。
ただトマトの軟化状況は、手で触らないとわからないので、
人間の手で触って、選果していました。
はじかれたトマトは次の写真。
「へた」も商品なので、へんな「へた」のトマトははじかれるそうです。
等階級を判定されたトマトは、
一つ一つ、パンと呼ばれる黒い置物の上に載せられてラインを流れます。
※ピンボケですが、これがパン。
このパンは、ラインをトマトが流れる時に、隣同士ぶつかって痛まないようにしています。
それと、IDチップが内蔵されていて、上に乗ったトマトの等階級情報が記憶されています。
等階級ごとに箱詰めする際に大きな働きをします。
見かけよりも賢いパンです。(つづく)
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