国分寺・国分尼寺下見12/硯(すずり)
国分尼寺があった場所からそう離れていない場所に三河国府跡があります。
そこから発掘されたもので、ユニークなものは硯です。
右奥の硯が、「羊形硯(ひつじがたすずり/ひつじがたけん)」の復元したもの。
全国で7つしか出土されていない貴重な遺物から復元したものです。
(手前にあるものが出土されたものだと思います)
当時日本にはいなかった羊。
西から伝わってきたものだと想像できます。
そして左奥にあるのが円面硯(えんめんけん)
ひっくり返して、お皿として利用したい形。
よく硯だとわかったなあと思います。
こんな豪華な形もありました。
あと「風字硯(ふうじけん)」という硯もあるそうです。
※「博物館百科事典」http://abc0120.net/words03/abc2009053002.html
几(ふうこう)という字に似ているのでこの名があるそうです。
今の硯に似ています。
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