国分寺・国分尼寺下見4/垂木の黄色
復元された連子窓の緑、柱の赤、壁の白。
そして垂木(たるき)の黄色。
古代は「五色(ごしき)」と呼ばれる色がよく使われていました。
「五色」とは、青、朱(赤)、白、黒、黄で、
当時は黄色を除く四色が主に使われていたそうです。
黄色を除く四色には、季節と方角の意味があります。
青・・・・・方角は東。季節は春。青春。
朱(赤)・・方角は南。季節は夏。朱夏。
白・・・・・方角は西。季節は秋。白秋。
黒(玄)・・方角は北。季節は冬。玄冬。
黄色は方角を示すさず、中心を表しました。
したがって、中国では、中心にいる皇帝を象徴する色でした。
相撲でも、この考え方。
4つの房は「四色」が使われています。
土俵の土が、黄色なのです。
日本では、なぜかこの黄色はあまり使われなかったそうです。
その中で使われていた例として、
建物の垂木の木口に塗られた黄色というわけです。
以上の話は、次のサイトを主に参考にして書きました。
「五色」について勉強になります。
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