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2010年5月18日 (火)

国分寺・国分尼寺下見10/今とは少し違う瓦

国分尼寺の中門の写真です。

Rimg0090     

     

      

      

ふだん目にする民家の瓦と違います。

前投稿のイラストでわかるように、

軒丸瓦と丸瓦の連続で、屋根に丸い筒が筋状にできあがっています。

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今の民家はこの部分がありません。

平瓦と丸瓦を合体させて、

少し平らにしたような桟瓦(さんがわら)が発明されたからです。

090116110515

   

    

     

江戸時代のことでした。

   

   

それぞれの屋根に名前があります。

次のサイトが参考になります。

http://www.people-i.ne.jp/~hillosse/03oni/5zatu2/sansenga.htm

    

本瓦葺き(ほんがわらぶき)・・・・平瓦と丸瓦による屋根

Hongawa

  

   

    

    

   

桟瓦葺き(さんがわらぶき)・・・・桟瓦による屋根

Sengawa

   

   

   

   

   

説明を引用します。 

   

江戸時代(延宝2年、1674年)に

近江(滋賀県)三井寺の瓦師西村半兵衛により考案されました。

平瓦と丸瓦を合体し、軽量で安価な一枚瓦を生み出しました。

この簡略葺きの桟瓦に対して、

上述した従来の瓦葺きを本瓦と呼ぶようになりました。

本瓦は寺院や神社に多く用いられますが、

桟瓦は民家を中心に用いられます。

    

明日から、本瓦葺きか桟瓦葺きか見たりする楽しみが増えました。

    

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