国分寺・国分尼寺下見9/今度は瓦の話
前投稿で紹介した「平城京 古代の都市計画と建築」(草思社)のイラストは魅力があります。
今度は屋根瓦の種類を示すイラストです。
国分尼寺でも瓦が掘り出され、それをもとに復元されています。
左が軒平瓦(のきひらがわら)
軒平瓦の模様は唐草模様。
遠くギリシアから伝わってきた模様です。
右が軒丸瓦(のきまるがわら)
模様はハスの花。
「蓮華文(れんげもん)」と呼ばれる模様です。
鬼瓦。
向かって右半分が発掘され、左半分が復元されたもの。
これらの瓦が実際に使われて国分尼寺の中門が復元されました。
瓦は一つでもかなり重いです。
重さによって、建物をしっかり礎石の上に固定させようとしているためです。
礎石の上に乗っているだけの建物が私には不思議です。
はずみで滑ってずれないのか?
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