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2010年3月22日 (月)

越冬するために蛹になるアオスジアゲハの幼虫の行動は?

一つ疑問が解決しました。

    

勤務校には何本かクスノキがあります。

今までもブログに登場しています。

3月10日のクスノキの写真は、次の投稿で載せました。

※「3月10日のアオスジアゲハの蛹/クスノキの落葉か?」

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/03/post-b3a7.html

この投稿で、春に落葉するクスノキの葉に

アオスジアゲハの蛹がついていては危険では?というようなことを書きました。

でもこの疑問は解決しました。

   

きっかけは3月15日のクスノキの剪定です。

この日、上記のクスノキを含む2本が剪定され始めました。

Rimg0033_4  

   

   

   

あせりました。

切り落とされた葉のついた枝は、次々にゴミ収集車に投じられていたからです。

Rimg0030

   

    

    

     

さっそく現場へ。

葉の裏に蛹がついていないか、作業の人にも手伝ってもらって探しました。

発見されず。なぜ?

     

調べてみました。

そしてまた生き物の賢さを知りました。

次のサイトが参考になりました。

※参考「歳時記:季節の風/散歩するアオスジアゲハの幼虫?」

http://www.wombat.zaq.ne.jp/ashitaka/iki-h/saijiki/091027aosujiageha/index.htm

次のように書いてありました。

  

(前略)この幼虫は越冬のためクスノキから離れ、蛹になる場所を探しているのです。

越冬のときだけに見られる蛹になる場所探しです。

ほかの時期には、葉について蛹になります。

   

なるほど!

だから、剪定された枝の葉には蛹がついていないわけです。

幼虫はクスノキから少し離れたところまで行って蛹になります。

羽化したチョウは、身近にクスノキがあるところで生活をし、新緑に産卵をするのでしょう。

春に落葉しても大丈夫だったわけです。

疑問が解決し、新しいことを知って、すっきりしました。

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