越冬するために蛹になるアオスジアゲハの幼虫の行動は?
一つ疑問が解決しました。
勤務校には何本かクスノキがあります。
今までもブログに登場しています。
3月10日のクスノキの写真は、次の投稿で載せました。
※「3月10日のアオスジアゲハの蛹/クスノキの落葉か?」
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/03/post-b3a7.html
この投稿で、春に落葉するクスノキの葉に
アオスジアゲハの蛹がついていては危険では?というようなことを書きました。
でもこの疑問は解決しました。
きっかけは3月15日のクスノキの剪定です。
この日、上記のクスノキを含む2本が剪定され始めました。
あせりました。
切り落とされた葉のついた枝は、次々にゴミ収集車に投じられていたからです。
さっそく現場へ。
葉の裏に蛹がついていないか、作業の人にも手伝ってもらって探しました。
発見されず。なぜ?
調べてみました。
そしてまた生き物の賢さを知りました。
次のサイトが参考になりました。
※参考「歳時記:季節の風/散歩するアオスジアゲハの幼虫?」
http://www.wombat.zaq.ne.jp/ashitaka/iki-h/saijiki/091027aosujiageha/index.htm
次のように書いてありました。
(前略)この幼虫は越冬のためクスノキから離れ、蛹になる場所を探しているのです。
越冬のときだけに見られる蛹になる場所探しです。
ほかの時期には、葉について蛹になります。
なるほど!
だから、剪定された枝の葉には蛹がついていないわけです。
幼虫はクスノキから少し離れたところまで行って蛹になります。
羽化したチョウは、身近にクスノキがあるところで生活をし、新緑に産卵をするのでしょう。
春に落葉しても大丈夫だったわけです。
疑問が解決し、新しいことを知って、すっきりしました。
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