なぜ津波警報で避難しないのか
朝の報道番組でいろいろ勉強しました。
津波警報が出ても避難しない人たちの心理を、
「正常化バイアス」という言葉で説明していました。
頭のどこかでは危険だと気がついているのに、
「でも、そんなはずないや」とむりむり正常化してしまう働き。
あるいは一人だけ騒ぎだすのは恥ずかしいという気持ちも、
避難しない心理にあると言っていました。
なるほどと思いました。
この心理を踏まえて、避難がスムーズに始まる方法を提案していました。
その一つが、率先避難者役をあらかじめ決めておくということ。
誰かが避難すれば、ほかの人もつられて動けるだろうというわけです。
滑稽に思えるかもしれませんが、
人間の心理にしたがった有効な方法だと思います。
できるかどうかその場に立たないと自信がありませんが、
率先避難者に立候補したいです。
こんなことも言っていました。
人は「自分に心地よい情報だけ信じる癖」があるとのこと。
津波情報について、このような態度をとります。
「第1波到達は14:30頃」・・・採用
「今後、より大きな波が来る恐れ」・・・無視
「根室で第1波 30㎝」・・・採用
結局たいしたことないと判断してしまうというわけです。
人間とはこうやって考えてしまうんだという認識が必要だと思いました。
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