チンゲンサイ(青梗菜)の「梗」
昨日(3月6日)、図書館に行く用事があったので、
ついでに「チンゲンサイ(青梗菜)」の「梗」について調べました。
※参考http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/03/post-c409.html
「梗」の「更」の字は、「ものを打って、うち固める意のある字」です。※「字統」(白川静/平凡社)
したがって「かたい」というイメージを持っています。
「更」に木へんがついた「梗」には、次のような意味があります。
① ぴんとはったかたい枝
② かたいとげ
③ かたいしんがつかえて道をふさぐ
④ しんがかたい ※「漢字源」(学習研究社)
したがって「青梗菜」もあの肉厚なところが固いために、
「梗」の字が入っているのでしょうか。とげはないと思いますが・・・。
「更」についてもう少し調べました。とにかく「かたい」
「硬」・・・意味「石のようにかたい。かたくな。」硬直他
「骾」・・・意味「かたい骨がひっかかってつかえること」
「鯁」・・・意味「魚の骨」
「哽」・・・意味「むせぶこと」これもかたいものがつまっての結果と予想します。
「綆」・・・意味「つるべ縄」井戸に取り付けられている縄・・・・おそらくこれもかたいのでしょう。
「ききょう(桔梗)」の「桔」の意味は「かたくしまった実をつける草木」「きつく引きしまる棒」
※「漢字源」(学習研究社)
そうなると、「梗」と合体して、「桔梗」はとてもかたい植物となりそうですが、
そんなイメージはないですね。
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