音楽が流れ出そうなスカイエマさんの絵
また1冊、スカイエマさんがさし絵を書いている本を読みました。
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主人公は5年生の男の子。
バイオリンのコンクールに挑戦するのですが、落選。
バイオリンをやめる決心をします。
その後、夏休み。
神戸から広島に移り住んだ主人公に、影響を与える人たちがどんどん出てきます。
少年は、なぜバイオリンを弾くのか、
バイオリンを弾くことでどんなことが起こりえるのか、
そういう人たちとのかかわりで見えてきます。
バイオリンがいつの間にか周りの人たちを喜ばしていたことにも気がつきます。
そして、少年はクライマックスで、再びステージに上がります。
5年生の思考か?
中学生ぐらいではと突っ込みたくもなりますが、
まあいいか。
音楽がからんで、ラストは感動的です。
音はしていなのに、あたかも音が流れ出すようなスカイエマさんの絵が添えられています。
特にこの200-201pの絵が素晴らしい。
はたして4年生に読みこなせるか少々心配ですが、
もうすぐ5年生になる子どもたち。
案外大丈夫かも。残りわずかですが学級文庫に入れておきましょう。
グランドピアノにもたれかかるバイオリンを持った少年が表紙の絵です。
赤茶をベースにした、なかなかいかした本ですよ。
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