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2010年1月13日 (水)

ローマ字をなぜ教えるのか その2

昨日面白そうな本が2冊届きました。

「ら抜き言葉殺人事件」(島田荘司著/光文社文庫)

「ら抜きの殺意」(永井愛著/而立書房)

新年になって関心を持っている「ら」抜き言葉の発展系?

今日から読み始めます。

    

ローマ字のことをまたうってみます。

(12日のローマ字に関する投稿は、ミスが多いことに気がつきました。すみませんでした。)

現在、パソコンが普及し、多くの人がキーボードをうつことが多くなりました。

「ローマ字変換」があるために、ローマ字の学習の目的の1つは、

キーボードをうってパソコンを使いこなすためとも言えます。

しかし、キーボードの「ローマ字変換」のローマ字と、

学校で習う訓令式ローマ字は微妙に違います。

ヘボン式とも違いました。(すみません、前投稿で書いたことは間違いでした)

キーボード用のローマ字とも言えるのではないでしょうか。(まだ知識不足)

また英語学習が小学校でも積極的に行われるようになるため、

英語と同じアルファベットを使うローマ字は、英語学習への入り口と考えられます。

(これは今に始まったことではなく、私が子どものころもそうだったと思います。)

   

野球選手のユニフォームの背中に書かれた選手名。

あそこに書かれた名前は、学校で習うローマ字の綴りではなく、

・・・・ヘボン式と考えられます。

パスポートはヘボン式です。

町の看板にも、駅にも、ローマ字表記があります。

駅のローマ字は、駅独特の表記方法があるようです。

さまざまなローマ字がちまたにあふれている時代になったと言えます。

   

そんな多種のローマ字があふれる中で、なぜ小学校では訓令式ローマ字を教えるか。

小学校で主として教える訓令式ローマ字は、

2009年時点で日本国内の標準として公に認められているローマ字表記だということがあります。

キーボードのローマ字も、そのベースには訓令式があると思います。

キーボードで使われるta(た)ti(ち)などは訓令式の考え方だと思います。

ヘボン式を中心に据える考え方もありますが、

特に長音を表記できないのは、短所だと思います。

「佐藤」さんが、「Sato(さと)」さんになってしまいます。

その他、ヘボン式だと、日本語を正確に表音できないところがあります。

まずは日本標準の訓令式を中心に正確に教えて、

それ以外にヘボン式があり、キーボードのローマ字などがあるというように教えていくのが小学校では必要かと思います。

    

英語学習がもっと広まり、その関連が強いヘボン式が重要となり、日本標準になったとしたら、

小学校のローマ字の中心はヘボン式になるかもしれません。

そうなったとしても、ヘボン式だけを教えることではすまないと思います。

とにかくいろいろなローマ字が現実に存在しているからです。

    

ローマ字学習の認識が恥ずかしながら甘く、

勘違いしていた所も多々ありました。

こうやって調べて、書いていくことで、

自分の中にローマ字学習を組み立てている状態です。

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コメント

初めまして。
ローマ字の問題に対して真面目に考えてらっしゃることに好感を持ち、立ち寄らせていただきました。

1点だけ指摘させてください。
「ヘボン式だと日本語を正確に表音できない」旨書いていらっしゃいますが、それは違います。
長音を省略するとしているのは外務省がパスポート記載のために作った便宜上のルールに過ぎず、ヘボン式自体には長音記号がありますので長音表記には何ら支障はありません。

ただし、英語圏での使用頻度が高かったため、実質世の中に出回っている出版物の日本語ローマ字表記の多くは長音記号が省略されているというのも事実です。
これは、英語にはダイアクリティカルマークがないため、英語圏にはそのような活字を用意している印刷所が少なかったこと、また英文タイプライターではサーカムフレックスやマクロンが打てなかったこと、さらには長らく日本のパソコンの文字規格であったJIS X 0208には長音を表現するためのサーカムフレックスやマクロン付きのアルファベットが規定されていなかったことなどが原因で、長音付きローマ字を表記するのが難しかったというような事情があります。そのため、長音は省略するものだという誤解が生まれているのだと思います。
しかし、今ではパソコンで問題なく打てますし、インターネットでもUTF-8でエンコードされるサイトが増えましたので(こちらのブログもUTF-8ですね)、長音表記の障害はかなり減ったと言っていいでしょう。

ケンタウルスさん、コメントをありがとうございました。
すぐには頭に入ってこない内容でしたが、不明な言葉を調べていくうちにわかってきて、面白くなってきました。
ヘボン式にも長音記号があるというのが新鮮でした。
また今回教えてもらった内容で、ブログを打ちたくなりました。

いきなり難しい用語を並べてしまい、失礼しました。

ちなみに、ローマ字について公式には内閣告示第1号(昭和29年12月9日)で述べられています。
そこでは、第1表(いわゆる訓令式)を原則とするものの、事情によっては第2表(いわゆるヘボン式)も認める旨明記されています。
長音については「そえがき」に「長音は母音字の上に、^をつけて表わす」と明記されており、これが訓令式もヘボン式も同じ長音記号が用いられることの根拠です。
岩手大学のサイトでこの告示が読めますので参考までに。
http://sp.cis.iwate-u.ac.jp/sp/jp/doc/roman.txt

なお、長音記号は「^」(カーサムフレックス)付きの活字がない場合は「¯」(マクロン)を付けてもよいとする記述を複数の文献で読んだことがありますが、公式な文書にあるのかどうかは不明です。

また、寄らせていただきますね。

すみません、サーカムフレックスをカーサムフレックスと打ってしまいました。
汚してしまい、申し訳ありません。

連続投稿申し訳ありません。

身近なところで長音付きのヘボン式ローマ字を確認できるのは、鉄道会社の駅名表示です(一部ヘボン式を採用していない鉄道会社もありますが)。
JRの場合は長音記号にマクロンを使っており、例えば東京駅は「Tōkyō」と表示しています。

ケンタウルスさん、またまたありがとうございます。
鉄道会社の駅名表示のマクロンは見たことがあります。
確かにヘボン式の長音表記ですね。
いろいろ知識がたまってきました。どうブログに書こうか思案中です。
ケンタウルスさんは夜型?朝型?
投稿時刻が気になりました。

あ、鋭いところを突かれてしまいました。

最近は夜型です。
明け方に寝ても8時に起きて仕事ということが多々あったりして。

ケンタウルスさんは、夜型なのですね。
こちらは、朝型です。午前4時に起きます。出勤で家を出るのは、午前6時50分頃です。
ただ最近は忙しくて遅く寝るため、不完全な朝型です。眠いです。
もうひと山越えると、楽になるので頑張っています。
今晩は週末。ローマ字のこと打ちます。

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