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2009年12月31日 (木)

2日間で学んだことその9/その子の良さは、ちらっとしか光らない

(昨日のつづき)

12月27日の帰りは、三ノ宮から大阪、西梅田、なんばと経由して

近鉄大阪難波駅から名古屋駅までは近鉄特急。

近鉄特急の2時間はとても快適で安上がり。

今回はアーバンライナープラスでした。

   

帰りに読み終えた本は「野中信行のブログ教師塾」です。

野中信行のブログ教師塾―「現場」を生き抜くということ― 野中信行のブログ教師塾―「現場」を生き抜くということ―

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この本からもたくさん学びました。 

      

その子のプラスの要素を探すというのは、簡単ではない。

教師の力量と見る視点が問われる。

その子の良さは、ちらっとしか光らない。その光を見逃さないことだ。(24p)

   

22人の子どもの担任だった時、

毎日一人一人の良かったことを付箋に書いて連絡帳に貼りました。

野中先生の書かれていること、その通りでした。

少ない人数でしたが、見逃してしまいがちです。

俵原先生の言う「Bの子理論(Bの理論)」のように、

Bの子を見逃しがちです。

見た!と思っても、しばらくしていざ書こうとした時に忘れてしまうこともあります。

いろいろな場面で見るようにしました。

授業、放課、提出物、給食、掃除。

些細なことでも、しっかりほめました。

こういうところでも褒めれるぞと、発見もありました。

こうして視点が増えました。

自分に課した毎日の付箋はいい修行でした。

杉渕先生の「1%を見る」発想もありました。

参考:2007年のブログ「1%を見る」http://mitikusa.typepad.jp/blog/2007/11/post_ec4d.html

   

現在32人の子どもの担任。付箋修行をすることに躊躇しています。

毎日32人の良いところを書きとめる力量が自分にはまだありません。    

    

親が子どもと一体化してしまうことについて、野中先生は次のように書いています。

   

多くの親たちが、子どもと一体化してしまっているために、

子どもの問題を自分の問題としてとらえてしまう。

子どもの問題への指摘は、すべて自分への否定、批判として受け入れてしまう。

冷静に問題を受け入れていくことができない。

単に子ども同士の喧嘩も、大きな問題にまで発展してしまう。(104p)

   

「一体化」の意味がよくわかりました。

昔に比べて子どもが数が少ないことが一体化を招くのでしょうか。

確かに冷静になれないことあり。

それは教師にもあるのでは。

指摘されて落ち込んだこと多々体験あり。

問題は必ずあるものと考え、

問題は、子どもが成長する時のチャンスと考えたい。

そう考えると、問題に対して客観的になって、どう解決していくか考えられます。

いい年になって、やっとこう思えるようになりました。

    

いじめだけは、担任教師の力がなくては、どうにもできない。肝に銘じよう。(121p)

   

あらためて銘じます。

   

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