「棒」ではなくて「俸」
朝のニュースで、フリップに「年棒」と書いてあり、
アナウンサーが「木偏になっていますが、正しくは人偏です」と言っていました。
そうかそうかと思いました。
「年俸」が正しいわけです。
漠然と見ていて何にも気がつきませんでした。
一つ利口になりました。
さっそく「常用字解」(平凡社)に当たります。
奉は神の憑(よ)りつく(乗り移る)上に伸びた木の枝を両手で神に捧げ、
さらにそれを下から手で支えている形で、
神にたてまつる、神にさしあげるの意味となる。(583p)
そこに人偏だから、人に提供する意味になったようです。
年俸だけでなく、俸給、本俸、俸禄、増俸、減俸、号俸などの熟語があります。
年俸があるなら、「月俸」もあるだろうと思って調べたら、ちゃんとありました。
読み方は「げっぽう」でした。
「月給」は使うけど、「月俸」は馴染みがないですね。
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