斎藤茂太さんの言葉その4「何の波風も立たない人生など・・」
本「いい言葉は、いい人生をつくる」(斎藤茂太著/成美文庫)からの引用。
人を最も卑しくするのは羨望だと私は思う。(中略)
人を妬んだところで何も生まれてこない。
妬むぐらいなら大いに悔しがり、それを起爆力にして、自分も飛躍するエネルギーにしよう。(158~159p)
そうなんだ、羨望・嫉妬は人を卑しくします。
先日読んだ本でもそう思いました。
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人間の中にある羨望・嫉妬の気持ちは厄介だなと思います。
歴史上の偉大な人物さえも、嫉妬によって振り回されていたことを知りました。
卑しくなりたくない。
いい方向に自分の力を全力で出したいと思います。
90年近い人生を生きた実感からいえば、
何の波風も立たない人生など、最もつまらない。
挫折や苦労などないに越したことはないと考えがちだが、
こうして振り返ってみると、大いに挫折し、そこから立ち上がったり、
苦労を重ねて乗り越えてきたからこそ今日がある、としみじみ感じ入る。(156p)
人生はできるだけ思いどおりにいかないほうがいい。私はむしろそう思っている。
思いどおりにいかないからこそ、他の方法はないかと工夫を凝らすのだし、
その場は思いとどまる抑制の訓練もできる。
工夫や抑制の結果、望みをかなえる好機に出会い、
一気に願望が実現するそのうれしさといったら・・・・・。(160~161p)
人生の先輩の言葉、しっかり受け止めたい。
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