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2009年8月11日 (火)

7月31日 横山浩之先生のお話

7月31日。

勤務校のある市内で講演会があって、

市内と隣町の先生たちとともに参加しました。

    

講演テーマ「発達障害の理解と対応」

講師:山形大学 医学部看護学科 教授 横山浩之氏

    

収穫あり。

ここに書くことで少しでも血や肉にしたい。

横山先生が配布してくれた資料からの引用。 

    

○障害に共通した支援に必要なこと

1.言葉をけずる。(作業記憶への配慮)

2.一目でわかる工夫をする。(作業記憶への配慮)

3.微細運動障害に配慮する。

4.小さな努力をほめる。

5.良いことをすれば、良いことがおこる。悪いことをすれば、良いことはおこらない。

作業記憶への配慮とは、「いかに情報を整理して伝えるか」である。

良くある間違い:かみ砕いて教える

基本だと思います。再びこうやって書くことで再認識。

    

黒板には白と黄色のチョークを使い、赤を使うのは良くないと言われていました。

なぜなら、現在色弱検査が行われていなくて、色弱の児童の実態がつかめていません。

最も多いのは、赤緑色弱だからです。なるほど。

     

幼い子どもは、良し悪しの区別がついていないから、

良いことをして注目をあびるのも、

悪いことをして注目をあびるのも同じになっているそうです。

(悪いとはわかっていてやっていると思っていましたが、

良し悪しの区別がついていないと考えることもできるのかと思いました。)

したがって教師は、良し悪しの区別を教えなくてはなりません。

教え方は、対応で変えてきます

良い行動をしている時の対応は、

「相手をしてあげます」「努力をほめます」が原則。

悪い行動をしている時の対応は

「相手をしてあげません」「行動を変わるのを待って、相手をします・ほめます」が原則。

これをペアレントトレーニングと言います。

ペアレントトレーニングについてはもう少し勉強したい。

次の本を紹介してくれました。さっそく注文したいです。

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横山先生も、

「小三教育技術2009年6月号」「小二教育技術2009年7/月号」(小学館)に

ペアレントトレーニングについて書いているとのこと。

これから発刊される「小二教育技術2009年10月号」にも書いているそうです。

注目したい。

    

   

叱ることがなぜいけないか。

そんな話もしてくれました。

行動のレパートリーが狭い子に叱っても効果はないそうです。

叱って悪い行動を禁止するよりも、良い行動を教える方が良いとのこと。

そうなんだよな、良い行動を知っているという前提を疑わなければならないんだ。    

     

性善説は信じたいが、

良し悪しの区別がついていない子どももいることは

前提として押さえておきたいと思った講演会でした。

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7月31日 横山浩之先生のお話を参照しているブログ:

コメント

あっ!横山先生のお話ですね。
私の知り合いの先生が主となって先日開いてらした講座でも、横山先生の講座がありました。行きたかったのですが、断念しました。

以前からお名前はたびたび伺っています。私は直接お話を聞いたことはありませんが、7月のとある学習会でもやはり話題になっていました。やっぱり注目!!ですね。
こんな所でも繋がっている氣がします。ふふふ…。

ふっとわーくさん、どんどんコメントをしてくれてありがとうございます。何か繋がりますね。関心が、観点が似通っているということですね。次は新幹線MAXのことを書きますが、これは関心ないことでしょう?

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