三重で・その4/「こうすべきだ」という気持ちを育てる
5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。4番目の投稿。
群馬県の深澤久先生。
講演のテーマ「鍛え・育てる~正しく・逞しい日本人を~」
教育技術を身につけることはいいが、ただやればいいのではない。
「なぜそのことをするのだろう」というそもそも論が大切。
何でも鵜呑みにするな。全ての教育方法において。
学力・・・ペーパーテストができればいいのではない。たとえどんな困難があってものくじけない逞しい力
教育・・・子どもの潜在力を、正しい方向で具現化する営み。
しっかりした返事ができるように。
やればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。
朝の音楽集会で声を出さない6年生の指導。
その場で命令するのはやさしい指導。初歩。
帰りの会、あるいは翌日の朝、子どもたちに尋ねる。
「今日1日、気になったことがあっ た。あそこは今一歩だった」
どこの場面のどんな行為か子どもたちに考えさせる。
音楽集会の時の発声だと気がついたら、
「これからどうする」「このことについてどう思う」と問う。
こういった指導の結果、子どもたちの中に「こうあるべきだ」「こうすべきだ」という気持ちが育ってくる。したがって、マイナス事象が起きたらチャンスだと考える。
自分からやろうと言う子どもが多いクラスはエネルギーがある。
返事の指導は、やろうと思えばすぐにできる。1日、やる気になれば何回もできる。瞬間的に評定できる。
クラスチェック。①前に出てきて一人で挨拶ができる人と聞いて、全員が手を挙げるか。
②教師がいなくても、朝の会ができているか。
③忘れ物を子どもがした時に、自分で言いに来ているか。
④課題を与えて、45分間集中して個人学習ができるか。
⑤掃除がしっかりできているか。
丸が4~5。「当然」 2~3「崩壊が進みつつある」 それ以下「崩壊している」
以上です。以前鉄人講座で聞いたほぼ同じ内容でした。
より血や肉にするために、じっくり体全体で聞いた気分。
今回特に印象に残ったのは「やればできることはやらせる。やればできることをやらない状況はよくない。」そこで出てきたのが返事の指導でした。
「子どもたちの中に『こうあるべきだ』『こうすべきだ』という気持ちが育ってくる。」子どもたちの中にこういう気持ちが育てば、どこでも、いつでも、大人になっても通用する。
深澤先生の新刊「鍛え・育てる―教師よ!「哲学」を持て』(日本標準)をロビーで販売していたのに、売り切れ。
アマゾンで注文したけど、本が来るのは6月になってから。う~ん、まだ先です。
津市は、「たい焼き」の発祥の地だそうです。
だから家への土産は津市の「たい焼き」と決めていました。
店も決めていました。「もみじ家」
すっかり忘れて帰路に。
高速道路のSAで「赤福餅」を買って帰りました。
心残り。
これで「椋本の大ムク」に始まる5月23日の津市報告を終了。
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