諏訪墓地の絵/一般廃棄物三月田最終処分場
※教材研究の資料置き場的な投稿です。
豊川海軍工廠の調査、この1週間も進みました。
豊川市内にある桜ケ丘ミュージアムにお願いして絵を借りました。
工廠の爆撃、爆撃後の様子を目撃した人たちが描いた絵を集めている桜ケ丘ミュージアム。
多くの遺体を埋めた諏訪墓地・千両(ちぎり)墓地の様子を描いた絵がないか尋ね、
諏訪墓地関係の絵を3枚借りました。
ここに掲載することはできませんが、
林の中に掘られたたくさんの穴。
遺体が埋められた場所をぐるっと取り囲んで監視する警察官(軍人)たち。
そんな絵でした。
千両墓地のことを描いた絵は今のところないそうです。
先週、千両墓地の位置がわかってきたと書きました。
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/02/post-283d.html
粗大ゴミセンター付近と書きましたが、違っていました。
豊川市の図書館に行って、
「新編 豊川市史」(平成18年3月発行)を調べました。
その76p。千両墓地について次のように書いてありました。
千両海軍墓地と諏訪海軍墓地
被曝による戦没者の遺体収容作業は、被爆後直ちに始められた。
工廠関係の職員は周辺の火葬場で火葬されたが、
他の従業員は千両町の山林に設けられた
千両海軍墓地(現 千両町三月田の一般廃棄物終末処理場の一部)と、
第二工員養成所敷地内の松林に急遽新設された
諏訪海軍墓地(現 新道町一丁目)に仮埋葬された。
粗大ゴミセンターではなくて、一般廃棄物終末処理場でした。
同じ千両町ですが、違う場所でした。
今日、一般廃棄物終末処理場に行ってきました。
正式名は「豊川市一般廃棄物三月田(さんがつだ)最終処分場」です。
今日は日曜日であったため、入口は閉ざされて周りからながめるだけでした。
この場所のどこかに多くの遺体を埋めた現場があったわけです。
明日の授業後、処理場に電話して、千両墓地があった場所が特定できるか尋ねてみたいと思います。
処理場ができたのは平成11年4月。
最近のことです。
この処理場ができたことで、千両墓地が跡形もなくなっていることを心配します。
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