映画「山桜」を見る
映画「山桜」を見ました。
原作を読んだのは1年あまり前。
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/01/post-da80.html
20ページの短編小説。
淡々とストーリーが進み、これで終わりかと思いきや、
最後で泣かされた話でした。
映画はラストをどう表現するか、そこが注目でした。
原作は土間で泣き崩れるのですが、
映画は居間でした。
泣き崩れるのがなかったのが残念ですが、
涙がほとばしるようにあふれ出る状況を、
田中麗奈さんはしっかり演じていてよかったと思います。
最後に流れる一青窈さんの歌「栞」も良かったのですが、
あの語りは余分。何でここで語りなの。映画を一時違う空間にしてしまったと思いました。
あの語りが入ったことで、映画が「栞」のプロモーションビデオになったようでした。
ここが残念。
東山紀之さんの、無言(無説明)で悪党を斬るシーンも良かったです。
原作にはないシーン。
付け加えるに当たって、飾りをつけないための無言だったのでしょうか。
うちの奥さんを幸せにしているか・・・と、男だと自省する映画でもありました。
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