冬の静的な美しさ「里山の一日 冬の日」
以前ホームステーさせていただいたオーストラリアの人と、
毎年暮れにカードとカレンダー交換をしています。
日本らしいカード、カレンダーを選んでいます。
1年前の記録を見ていたら、
偶然にも2年連続、今森光彦さんの「里山」(山と渓谷社)を送っていました。
本屋で選ぶときに、すっと目に入ってきて、即決。
それが2年連続。こういう風景にあこがれている自分に気がつきました。
今森光彦さんの本「里山の一日 冬の日」を読みました。
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この本には、冬だからこその自然観察の醍醐味が、文章と写真で表現されています。
引用します。
だれもいない冬の田園は、青空も木々も、白い雪も、みんなひとりじめです。
植物も昆虫も動物も深い眠りのなか。
こんなときこそ、自然とじっくり向きあえるまたとない機会です。
生き物たちは、冬の寒さから身を守るため、
地面の下で丸くなったり、枯れ葉にそっくりな形になってぼくの前にあらわれます。
この静的な美しさは、どの季節にもない魅力です。
葉が散り終わってから、雪がとけるまでの間、寒さに耐える木の芽も、
春を待つ虫たちも、ゆっくりと見つめることができる、そう思うとうれしくなります。
冬の自然観察をどう進めるか考えていました。
参考になった本です。
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