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2008年12月31日 (水)

幟(のぼり)を立てるものがなぜここにあるか?

調べることが好きと思われているためか、時々他の人から宿題が出ます。

「国道から学校(方面)に向かって上がる坂道の入口に、

幟を立てるものがあるけど、使われているのを見たことがない。

なぜあそこにあるのか調べてほしい。」

これは同僚の先生からの宿題。

その先生は、幟をたてるもののことを、「けぬき」と呼びました。

さっそく写真撮影。

Pc290018 Pc290019

   

    

    

よく見ると刻まれた字があります。

どうにか読めたのは次の文字。

「大正十二年旧九月」

「寄府者  加藤□□  □□□□  白井□□」

寄付の「付」は、「府」に思えました。

大正12年といえば関東大震災のあった年。

寄付者として3人の名前が書いてあるようですが、読み取りができませんでした。

   

「けぬき」のすぐ傍らの家におじゃまして、そこの人に尋ねました。

白髪の60歳くらいの男の人でした。

なぜここにあるのかわからないとのこと。

昭和50年過ぎに越してきた時にはすでに使われていなかったとのこと。

さらに道の反対側にもあったが、撤去されたそうです。

つまり過去にこの坂道の入口の両脇にあって、

幟が立っていた可能性があったわけです。

では、何の幟が立っていたのか?

その方が、「白鳥神社の幟が立ったと聞いたことがあるような・・・」と思いだしてくれました。

坂道を上がって、車で5分ほど行ったところに今も白鳥神社があります。

そこの幟が立ったのか?

ではなぜ今は立たないのか?

   

「けぬき」のある場所は、狭いながら公の土地だそうです。

役所からその場所を買ってほしいと言われているけど、

「けぬき」を撤去したら買うと言っているそうです。

「けぬき」はかなり深く基礎があるようで、撤去は大変だそうです。

役所も撤去してくれないので、そのままになっているそうです。

    

ヒントはもらいました。

また来年、調べてみようと思います。

なかなか面白そうな宿題になってきました。

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