圧巻、溶解炉
8月19日にマンホールのふたを作っている旭テックの工場を見学しました。
マンホールは鋳物です。
型を作って、そこに炭素などを含む鐵(てつ)の化合物を流し込んで作ります。
※「鉄」という漢字は、「金を失う」を連想させるので、あえて「鐵」という漢字を使ったこともあるそうです。私も使ってみました。
圧巻は、溶解炉。キューポラというそうです。
鐵の化合物を高熱によってドロドロにする設備。
出てきた金属の液体のことを「溶湯」と書き、「ようとう」と言うそうです。
鋳物業の専門用語ですが、いい名前だと思いました。
鉄が、湯のようにドロドロでした。
工場内の写真撮影は禁止だったので、
パンフレットの写真を載せます。
溶解炉から出てきた溶湯は、取鍋(とりべ)と言われる大きなバケツのような容器に入れられ、
さらに型の中に流し込まれます。
この様子を、生で見れたことは貴重な体験でした。
別世界の出来事のように思えました。
全て機械によるオートメーションの作業でしたが、
かつては人間が溶湯を型に注いでいたそうです。
危険な作業だったと思います。
マンホールも、この溶湯が固まってできるわけです。
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