一度入ったら出れないマムシグサ
本宮山に登って出会ったものをブログに載せてきました。
ジャケツイバラ、レンゲツツジ、オトシブミ、桐(キリ)です。
名前は「マムシグサ」と思われます。
これが登山道の傍らにたくさんありました。
この植物も調べてみると面白い。
中央の鞘(さや)状の葉の中に棒が1本。
その棒の根元に花があります。
この花を目指して、ハエなどがこの鞘状の葉の中に上から入ってきます。
しかし怖いのはここから。
花にたどり着いたハエなどは、鞘状の上へは出れない仕組みになっています。
雄花のある雄株の場合は、鞘状の葉の下部に穴があいていて(!)そこから出れます。
つまり花粉の付いたハエは出れるのです。
ところが雌花のある雌株にはその穴がありません。
つまりハエは出れずに死んでしまいます。
そしてハエが体につけてきた花粉によって、マムシグサは受精するのです。
この仕組みは驚きです。
特に次のHPを参考にしました。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/mamushigusa.html
犠牲になったハエなどの写真もありました。
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