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2008年2月 1日 (金)

「愛する人のために」谷川俊太郎

愛する人のために      谷川俊太郎

保険にはダイヤモンドの輝きもなければ、

パソコンの便利さもありません。

けれど目に見えぬこの商品には、人間の血が通っています。

人間の未来への切ない望みがこめられています。

愛情をお金であがなうことはできません。

けれどお金に、愛情をこめることはできます、

生命をふきこむことはできます。

もし、愛する人のために、お金が使われるなら。

     

日本生命のCMに出てくる谷川俊太郎さんの詩です。

いい詩だと思います。

自分に何かあった時に、残された家族にお金を残す発想は大事で、

そのことをじっくり表現してくれています。

でも谷川俊太郎さんがCMのために詩を書いたのか?

出典はどの本なのだろう?そんな疑問がありました。

「生命保険の日」であった昨日、調べてみました。

結論。この詩は日本生命のために書かれた詩で、出典はありません。

昭和44年に書かれた「愛する者のために」のリメイクだそうです。

当時は「パソコン」なんてないのでは?と思ったら、

やっぱり当時の詩は「パソコン」ではなくて「カラーテレビ」だったそうです。

   

前投稿で、FM豊橋の渡辺欣生さんの話は「生命保険の日」の話と予想しましたが、はずれました。

「2月」の話でした。

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