「愛する人のために」谷川俊太郎
愛する人のために 谷川俊太郎
保険にはダイヤモンドの輝きもなければ、
パソコンの便利さもありません。
けれど目に見えぬこの商品には、人間の血が通っています。
人間の未来への切ない望みがこめられています。
愛情をお金であがなうことはできません。
けれどお金に、愛情をこめることはできます、
生命をふきこむことはできます。
もし、愛する人のために、お金が使われるなら。
日本生命のCMに出てくる谷川俊太郎さんの詩です。
いい詩だと思います。
自分に何かあった時に、残された家族にお金を残す発想は大事で、
そのことをじっくり表現してくれています。
でも谷川俊太郎さんがCMのために詩を書いたのか?
出典はどの本なのだろう?そんな疑問がありました。
「生命保険の日」であった昨日、調べてみました。
結論。この詩は日本生命のために書かれた詩で、出典はありません。
昭和44年に書かれた「愛する者のために」のリメイクだそうです。
当時は「パソコン」なんてないのでは?と思ったら、
やっぱり当時の詩は「パソコン」ではなくて「カラーテレビ」だったそうです。
前投稿で、FM豊橋の渡辺欣生さんの話は「生命保険の日」の話と予想しましたが、はずれました。
「2月」の話でした。
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