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2008年1月30日 (水)

「気」の勉強・・・ついでに「氣」「気をつけ」の勉強

東京書籍「あたらしいこくご 一年下」の65pに

「気のつかいかたをおぼえましょう」というコーナーあり。

例として「天気」「「気もち」「やる気」「気をつける」「気がかわる」があげられていました。

その他に、クイズ形式で「気がみじかい」「気がながい」「気がとおくなる」「気がつよい」などを教えました。

でもこれは「気」の使い方の一部。

「気が合う「気がきく」「気が散る」「気が抜ける」「気にいる」「気を配る」などなど、

国語辞典をみると、「気」はさまざまな使われ方があって、たいしたものです。

   

「気」の字源について調べてみました。

「常用字解」(平凡社)によると次のようでした。

形声。もとの字は氣に作り、音符は气。气は雲の流れる形で、雲気をいう。

气は生命の源泉、おおもととされ、米(穀物)はその気をやしなうもとであるというので、

气に米を加えて氣となった。

字源を忘れないためにも、「氣」は使った方がいいなと思いました。

  

以前から「気をつけ」が気になっていました。

なぜ直立不動になることが「気をつけ」なのか?

調べてみました。

なんと、これは明治時代に、外国の軍隊で使われていた英語の号令の直訳でした。

Attention!・・・・「気をつけ」   

At ease!・・・・休め   

Dismiss!・・・・解散

このことはいろいろなサイトに書いてありましたが、

このサイトhttp://blog.mage8.com/archives/49がわかりやすく、次のように書いてありました。

単純に直訳でござるよな・・・
まぁそれまで日本には整列する文化が無かったのだから仕方無いのでござるが。

海外の軍制→日本の軍隊・軍学校→一般の学校へと号令の習慣が広まり、現在に至ると言う訳でござる。

そのおかげか号令と言えばなんだか堅苦しい印象を受けるものでござるが、
小さく前習え
なんて号令?もある日本が拙者は大好きでござる。

なるほどと思う。

※私は「気をつけ」をよく「気よつけ」と言ってしまい、先輩の先生に注意されることがありました。

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