« 冬休みに読んだ鬼が出てくる本その2 | メイン | 手に持てる「雨」 »

2008年1月 6日 (日)

冬休みに読んだ鬼が出てくる本その3

「浜田広介童話集/泣いた赤おに」(世界文化社)

さだまさしさんの朗読CDつきの「浜田廣介童話選集」を本屋に注文しましたが、まだ届きません。

待ちきれずに、隣町の図書館でこの本を借りてきて、

浜田廣介さんの童話を10話読んでみました。

そのうちの一つが「泣いた赤鬼」久々に読みました。

やはりこれは名作です。この話、私は以前は民話だと思っていました。

浜田廣介さんの創作だったんですね。それがまず驚きでした。

ラストの場面、青鬼のおかげで人間と仲良くなれた赤鬼が、青鬼の家に行きます。

ところが青鬼は旅に出ていて、家には赤鬼に宛てた張り紙が。この張り紙の中身が涙を誘います。

心に残るロングセラー名作10話 浜田広介童話集 (心に残るロングセラー)

心に残るロングセラー名作10話 浜田広介童話集 (心に残るロングセラー)
浜田 広介 鬼塚 りつ子

世界文化社 2006-06
売り上げランキング : 214685

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

富山県のN先生が、この「泣いた赤鬼」の劇を指導されました。

その映像を見たことがあります。全員が始めから最後までステージにいて、

歌あり劇あり群読ありの素晴らしい劇でした。

こういうのを「シュプレヒコール劇(よびかけ劇)」というそうです。

N先生に劇のベースになった本を教えてもらいました。

シュプレヒコール脚本集」(玉川学園小学部編/玉川大学出版部)

この本の表紙写真が、この「シュプレヒコール劇」の特徴を表していると思います。

シュプレヒコール脚本集 シュプレヒコール脚本集
玉川学園小学部

玉川大学出版部 1996-09
売り上げランキング : 178471

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

昨年11月に、私の学校の5年生の先生が、「泣いた赤鬼」の劇に挑戦しました。

私もいつかやってみたい劇です。

   

以上で「冬休みに読んだ鬼が出てくる本」シリーズを終了。ここまで読んでくれてありがとうございます。

次は「冬休みに読んだ時代小説」を書こうかな。

浜田廣介(1892~1973)は山形県出身ですが、時代小説作家の藤沢周平(1927~1997)もそうでした。2人は出会っているのでしょうか。文学について話をされたのかな。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/603251/31077215

冬休みに読んだ鬼が出てくる本その3を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8523
  • Img_8520
  • Img_8519
  • Img_8518
  • Img_8522
  • Img_8521
  • Img_8517
  • Img_8512
  • Img_8510
  • Img_8508
  • Img_8507
  • Img_8504

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉