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2007年11月 3日 (土)

なぜ3月スタート、2月が終わりの月?

「賢者は知りたがり、愚者は教えたがる。」という言葉に出会いました。

教えたがり屋の自分は愚者かな。でも知りたがり屋でもある。う~ん。

まあいい。また教えたいことがあったので、ここに書きます。

      

このブログでも何度か紹介しているFM豊橋の渡辺欣生(よしお)さん。

自転車のスポークが折れて自動車通勤しているため、朝は車中でこの人の話を聞いています。

とにかく面白い。

11月1日は「11月の話」でした。

11月は英語でNovemberです。これは「9番目の月」という意味。

ちなみに10月はOctoberで、Octはオクトパスが8本足のたこを指すように、8の意味。つまり「8番目の月」

12月はDecemberで、Decはデシリットルのデシで10の意味。つまり「10番目の月」

こうやって実際の月とずれるのは、紀元前に使われていたローマ暦が3月スタートだからです。今使われているのは、グレオリオ暦。

3月スタートだから、1年の日数のずれを2月の終わりで調節したとのこと。28日になったり、29日になったりするわけです。

なぜ2月の日数が変わるのか、漠然と疑問には思っていましたが、目から鱗で、疑問が急速解凍。運転しながら、メモ用紙に字を書いていました。

    

自分でもいろいろ調べてみると、暦に詳しいサイトを発見。

「こよみのページ」http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/reki_doc/doc_0310.htm

今回の渡辺さんの話の中の、なぜ3月スタートで、2月がなぜ最後の月なのかもこのサイトで解明されました。

そこだけ引用します。

    

「今でこそ年の始めが『1月』なんてことは当たり前ですが、昔はそうでもなかったのです。古代ローマにおいては現在の1,2月に当たる冬の時期は『冬籠もり』の季節でほとんど重要な活動は行われなかった。このためこの時期は『暦に載らない日々』でした。そのため、月の名前も10月分しかありませんでした。1年のうち60日を『数えない』なんて何ともびっくりですが、現にそんな暦もあったのです(この当時の年始は現在の3月。春とともに1年が始まったわけです)。
 まあ、そんなのどかな時代もいつまでも続きませんのでこの冬の時期も暦に載るようになります。紀元前8世紀、古代ローマ皇帝ヌマ・ボンピリウスが暦に2ヶ月を追加しました。このとき追加されたのが現在の1月と2月。追加ですから、ごく普通に今までのあった月の後ろに付け足されたわけで、そのため2月は年末の月と言うことになりました。」

   

やはり私は知りたがりの教えたがりです。教師って職を選ぶ人はそうではないのかな?

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