「トントントン」「トントントン」はいいマナー
昨日、北京に行った人と話をしました。
トイレの話。北京のホテルのトイレなどは別に問題ないけど、
ドライブインとかガソリンスタンドのトイレはスリルがあると言ってました。
トイレの扉に鍵がない。トイレの扉が開いているから誰もいないかと思ったら、いた。
そんな体験をされたようです。
この写真は、北アルプスの針の木小屋にあったトイレ。
テント場の人たちはこのトイレを使っていました。
このトイレは、尾根上にあるため風が強く当たるためか、外にも鍵がついていて、扉がバタバタしないようになっていました。
ある時、私が入りました。中から鍵をかけました。
続けてだれかやってきました。
扉を外から開けようとしています。
入っていることを表現するために、私は「トントントン」と扉をたたきました。
しかし、相変わらず、外の人は扉を開けようとしています。ガチャガチャやっています。
再び私は「トントントン」とたたきますがダメ。仕方なく「入っています」と声を出しました。
これは外の人に通じたようで、何か言いながら行ってしまいました。その言葉は中国語。
この日、中国人のグループがテント泊していました。その中の一人だったのでしょう。
「トントントン」は通じませんでした。
外から「トントントン(入っていますか)」、中から「トントントン(入っていますよ)」という合図は、
品があって、いいマナーだと思います。
それが中国人に通じなくて残念でした。
しかし!その後に大変なことがありました。
用を済ませて出ようと思ったのですが、扉が開かない!
何と、あの中国人さん、外の鍵を何かの加減で閉めて行ってしまった模様。
開かない!開かない!・・しばらくじたばたして、開かないと観念。
どうしたらいいか考えました。結論。次の人が来るのを待つしかない。
5分ほどで次の人が来たので、小窓から「鍵を開けてください」と言って、開けてもらいました。
トイレから出た時、山の空気がさらに新鮮に思えました。
ちなみに開けてくれたのも中国人さんでした。手を合わせて感謝。
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