1995年の「映像の世紀」
6年の先生に戦争に関する映像を貸すことになって、探してみました。
今年は終戦62年目ですが、50年目(1995年)だった時に、戦争に関する番組がたくさんありました。
その頃の映像を選んで貸しました。
1995年のNHKの「映像の世紀」を貸しました。あれはすごい作品でした。
いかに人間が兵器を手にいれ、さらにそれが大量破壊兵器へと移り変わっていったかがわかります。
騎馬戦で一騎打ちしていたのに、わずかの間に戦場には戦車、飛行機、大砲、戦艦が現れ、一度にたくさんの兵士が殺戮(さつりく)される戦争へと変わりました。
初めて戦場に戦車が姿をあらわした時の兵士の恐怖の声も語られています。馬と人間しかいなかった戦場に現れた戦車は、とても恐ろしいものに見えたことでしょう。
戦争の悲惨さを、残された貴重な映像が十分語ってくれています。
加古隆さんの「パリは燃えているか」などの曲がより映像を盛り上げました。
サントラを買って、生活のBGMにしていました。
加古隆さんのコンサートにまで行ってしまったのを思い出します。
その他、杉原千畝さん、ラウル・ワレンバーグさんの映像も貸しました。
2人とも映画「シンドラーのリスト」のシンドラーさんのように、
ナチスの迫害にさらされていたユダヤ人を身を挺して救った人たちです。
社会科の中学校教師だったその頃、子どもたちに戦争のことを伝えなくてはと、映像をどんどん見せ、語っていました。
まもなく終戦記念日。戦争に関する番組が放映されます。
この機会に、知ってるつもりでも、やはり戦争の番組を見て、
戦争は再びやってはいけないものと認識すべきだと思います。
明日の晩のNHK番組「NHKスペシャル・鬼太郎が見た玉砕」 が注目です。
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