なぜ「風船」は「船」なのか?/「空船」と「宙船」
今日は令和7年3月2日。
2月26日の風船の記事の続きです。
なぜ「風船」は「船」なのか?
これについては、「宇宙海洋葬」のサイトが参考になりました。
まずはこれ。
このサイトのスクリーンショットです。
バルーン元年と言ってもいいのが、1783年でした。
その1783年の様子をさらに詳しく見ます。
スクリーンショットです。
バルーンに関する出来事が、次々に起こった年だったのです。
そして、そのバルーン情報は、翌年日本にも伝わります。
日本ではバルーンのことを、「空船」「風船」
あるいは「気船」と読んでいたそうです。
「空船」を「そらふね」と読むと、思い出すのが、
中島みゆきの「宙船(そらぶね)」です。
「宙船」は「空船」なのか?
この動画で聴けます。
YouTube: 【宙船/TOKIO】(原曲-4)テツandトモが歌ってみた♯62。ハモり熱唱Ver.!最後にジャングルポケット斉藤さん登場!
歌詞を見ると、これは船舶なのかと思いますが、
「空船」「バルーン」ではと思う歌詞もあります。
「舞い上がる」「離陸地点」なんて、まさにバルーン。
中島みゆきさんは、やっぱり「空船」を意識したのでしょう。
さて次にこのサイト。
このサイトから引用します。
江戸時代
1784年以降、空飛ぶ気球の話題はオランダ語に訳された状態で、日本
の蘭学者に伝わります。しかし、その仕組みや元素等、詳細な技術につ
いては伝わらず、蘭学者たちにより長い間、「空船」「気船」「風船」
というような名称で呼ばれてきたのです。
明治時代
そして明治時代に入ると様々な情報も分かってきて、人が乗るような大
きなガス気球(バルーン)のことを、「風船」と呼ぶようになりました。
逆に人の手に収まるような小さなゴム風船のことは、「球紙鳶(たまだ
こ)」や「風船玉(ふうせんだま)」と呼ばれるようになったのです。
ガス気球(バルーン)のことを、
明治時代には「風船」と読んでいたのです。
それがいつ変わったのか。
引用を続けます。
1929年、作家の巖谷小波(いわやさざなみ)が、創作童話「風船玉旅行」
を発表。
ゴム風船を沢山付けた子どもが冒険するお話で、これが流行して以降、風
船=一般的な玩具のゴム風船をさす言葉となっていきました。
現在では、人が乗るような大きな風船のことを、軽気球、ガス気球、バル
ーン、飛行船等と呼び、子どもの玩具やイベント等で配布するような小さな
ものを風船と呼んで、区別をしていますね。
この写真の人が巌谷小波さん。
童話の影響力が大だったのです。
読んでみたい。
「風船玉旅行」を探しました。
う〜ん、「風船」の今の使い方のきっかけになった童話なのですが、
なかなか見つからなかったです。
100年前の流行した童話を読んでみたいです。
また後日。
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