今日は令和6年10月18日。
町内会地区の公園のアレチヌスビトハギを
根絶させようと活動しています。
いい調子だと思います。
でも、子どもたちには、あのひっつき虫を見させたいなと
この季節になると思うようになりました。
そしたら、地元スーパーの植え込みに、
アレチヌスビトハギが身をつけているのを発見。


ここから抜いてきました。

なぜアレチヌスビトハギは、服に貼り付くのか。
実をしっかり見てみたいです。
解剖顕微鏡が必要ですね。
昨年も同じ発想になっています。
ここでも道草 ソライロアサガオ/オナモミ/解剖顕微鏡(2023年10月23日投稿)
季節が巡ってくると、やりたいことが思いつくのですね。
この記事でも書きましたが、校庭でオナモミを育ててくれているので、
オナモミの観察は簡単です。
アレチヌスビトハギの実のアップ写真を
ネットで探してみました。
これが一番アップかな。

自然観察大学ブログ アレチヌスビトハギの緻密な作戦?
この記事の中で、次のように書いています。
ズボンはワークマンの汚れのつかないすぐれもので、センダングサや
イノコズチなどはさっと払うだけで落ちてしまう。しかし、アレチヌ
スビトハギはそのようにはいかず、一つずつていねいに毟(むし)り
取らなければならない。
アレチヌスビトハギは、他のひっつき虫よりも、
粘着力が強そうだ。
この記事を書いた方は、面白いことに着目しています。
貼りついたひっつき虫は、貼りついたままでは、
目的を達したことにはなりません。
どこかで種子を落とさなければいけません。
アレチヌスビトハギのひっつき虫がついた布地を、
洗濯機で洗って、干した後に観察したら、
莢(さや)が、半分だけ貼り付いていて、
反対側の莢が脱落。種子も無くなっていました。

記事を書いた人は、次のように予想しています。
おそらく洗濯のときに片側がはがれて種子を出していたのだろう。
莢の片側がはがれて洗濯ネットに張り付き、莢の片面がズボンに残
っていた、ということと考えられる。
ひっついて移動した先で、濡れると莢の片側だけがはがれて種子を
こぼすという仕掛けなのだろうか。
だとすると、これはうまい仕組みである。
付着力が強すぎると、移動先で種子を落とせないという事態も考え
られる。
移動先で濡れたときに莢が割れて種子をこぼすのであれば、これほ
どうまい作戦はないではないか。
“おそるべき緻密な作戦”と言えるだろう。
これはぜひ、実証してみたくなった。
なるほどです。
そしてこの方は、実行しています。
わざとひっつき虫をズボンに貼り付けて、洗濯。
干しました。
その結果。

洗濯前の、そのままの姿ではないか!!
驚かされたあの緻密な作戦は、いったい何だったのか?
前回の結果は、まったくの偶然だったということか?
いま、干して乾きつつあるズボンには、アレチヌスビトハギの果実
が、貼り付けたときのままの形で残っている。指でつまんだくらい
では、莢が裂けるようすはない。
理由はわからないが、いずれにしても私の仮説はまったくの誤りで
あった。
がっかり。
お騒がせして申し訳ありませんでした。
お詫びして訂正します。
どうなると莢が割れて、種子が落ちるのか。
布を用意して、アレチヌスビトハギのひっつき虫を
貼り付けておいて、教室に飾っておくかな。
ひっつき虫がどのように変化するか、
観察してみたい。
センダングサの場合は、棘の部分と種子を含んだ部分が
しばらくすると分離して、脱落する仕組みだと思いました。
棘の部分は、服に残るのです。
これをどこで読んだか。
出典が見つかりませんでした。
アレチヌスビトハギのひっつき虫を布に貼り付けるのに、
子どもたちに、何かデザインさせたいね。
それを教室掲示。
きっと楽しそう。
今日、やってみます。
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