映画「笑ふ男」を見ることにした理由
今日は令和6年9月16日。
チャンネル登録している動画の一つ、
この動画を見ました。
YouTube: 「SILENT FILM LIVE シリーズ24」@元町映画館・予告(2024.9.14-20)
現在、神戸市の元町映画館で上映されている
無声映画の紹介です。
「笑ふ男」が気になりました。
原作は、ヴィクトル・ユーゴー(1802〜1885年)
映画は1928年公開。アメリカ映画。
ユーゴーというと、「レ・ミゼラブル」が有名。
ひと昔前の人のイメージですが、
映画が公開されたのは、40年あまり。
今よりは身近な作家さんだったんだろうと想像します。
したがって、ポスターにも、ユーゴーの名前があります。
Wikipediaより転載。
主人公は、子どもの時に、手術で、
常に笑っている顔にされたという前提が面白そう。
そして主人公の写真の顔が、見たいと思わせてくれます。
さらにこの方の動画も良かったです。
3年前の動画ですが、まだ視聴回数がやっと80回越えの動画。
でも、思いが伝わってきました。
主人公とヒロインの盲目の女性。
主人公は女性が好きなんだけど、
自分の顔面が醜いので、愛せない。
どうかこの2人に、ひどいことが起きませんようにと、
橘さんは、映画館で映画を見ている時に、メモしたそうです。
2人が口が裂け、盲目というハンデを背負っているし、
見せ物小屋で、見せ物になっている2人。
それゆえに幸せになってほしいと思ったのでしょう。
ホラー映画にこの映画が括られることがあるけど、
そんなんじゃない。
美しい純真なドラマ作品と言っています。
心に来るシーンがいっぱいありましたとも、
言っています。
主人公が口を手で隠すときに、こんな感じで隠します。
この隠し方が思い浮かばなかった、きっと役者さんが一生懸命に
考えたんだろうなと語っています。
そう言われると、このシーンも見たくなります。
この方、DVDを手に入れています。
イギリスで出たDVDを入手。
もちろん字幕の日本画はありません。
でも映像だけで伝わるからいいと言っています。
多くの人にこの映画を見ていただきたいと言っていました。
これで私も見たくなりました。
ネットで探しました。
そしたら、2年経って、事態が変わっていました。
アマゾンで販売していました。
「ホラーミステリー文学映画コレクション
恐怖と幻想の世界 DVD10枚組」
値段が1800円。
10本の映画が入っているのに、この値段はいい。
アマゾンのレビューを読んでも、
「笑ふ男」を見ることができてよかったという文が多数。
よし、買おうと思いました。
私が注文したのは12日(木)晩。
その時には「一時的に在庫なし。入荷次第連絡、出荷する。
もしかしたら、入荷できないかも」みたいなことが書いてありました。
まあ気長に待とうと思いました。
そしたら13日(金)にアマゾンから連絡があって、
15日(日)に届くことに。
そしたら、早まって、14日(土)の夜遅くに配達されました。
そして昨日と今日で見ることができました。
よかったですよ。
橘さんが思ったことは、共感できました。
主人公が、自分の顔を見ても笑わなかった女侯爵に興味を持ち、
盲目のヒロインの元からこっそりと女公爵のところへ出向くシーンが
ありました。
え、ヒロインから離れるの?と思いましたが、
大丈夫でした。結局、女公爵にも笑われて、その場を去り、
ヒロインの元に戻ります。
でもこのシーンは難しい。女侯爵はなぜ笑ったのか?
何より主人公は、浮気心があったの?
繰り返して見ないとわからないかもしれません。
ラストも良かった。
貴族の館から脱出して、仲間のいる波止場に行くまでの
活劇は面白かったです。
塔から他の建物の梁まで飛び移るシーンは、
特撮ができないだろうから、生身の人間がやるんだよなと思い、
ドキドキしました。
そうだ、「鉄の処女」という拷問具も恐ろしいですね。
この記事の上から3枚目の写真です。
Wikipediaで調べると、実存したかどうかが
論議されているようです。
橘さんが感心した場面は写真に撮りました。
こんな写真も撮りました。
私にとって、この女侯爵の行動が理解不能。
なぜ見世物小屋で笑わなかったのか?
ラストシーンです。
無声映画も楽しめますね。
そしてこうやって、安価で見ることができるのは
いい世の中です。
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